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【めまいに頭痛に不眠にしびれなど】うつ病歴3年半の私の記録

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私はうつ病になってから、今まで経験したことのなかった、様々なおかしな症状に悩まされてきました。

 

うつ病になる以前の私は、うつ病という病気についての知識がほとんどなく、単に気持ちがふさぎ込んでしまって人と会うのが嫌になるとか、その程度の認識でした。

 

なので私は最初、自分の体に次々と起こる異変が、精神的なものから起きているとは到底思えずにいました。

 

それ故に、「私は謎の奇病にかかってしまったんだ」「こんな変な病気、誰も原因を突きとめてなんてくれないし、治せるはずもない」と勝手に思い込み、生きることに絶望していました。

 

もしかしたら今、私と似たような症状で不安になったり悩んだりしている方がいるかもしれませんので、私のこれまでの症状がどんなもので、どの程度改善したのかを書いてみようと思います。

 

きっかけは職場での嫌がらせ

うつ病発症のきっかけはおそらく、職場で嫌がらせにあっていたことだと思います。

何故だか私は、ある特定のグループの人達から嫌われていたのです。

 

挨拶をしても無視されるけど、しなきゃしないで「挨拶もしないなんて礼儀がないよね~」と言われる。わからない事があって質問をすると、かなりうるさそうに怒ったように答えてくる。一回の説明で覚えられないと大げさにため息をつかれたり、「何度も言わせないでよ!」とすぐに機嫌が悪くなる。ゴミを捨てたり窓を閉めようとしただけなのに、「余計な事しないで!」とキツイ口調で言われる。などの嫌がらせを受けていました。

 

この嫌がらせをしてきた人物と仲の良い人が一回で覚えられなくても、「一回で覚えられるわけないんだから気にしないでいいよ~」と言っていたのを聞いたことがあります。相手によってこんなに態度を変えるんだなと、とても嫌な気持ちになりました。

 

この嫌がらせをする人物とは、入った当時から一緒に仕事をしていたわけではありません。入って2年ほど経った頃から他のポジションもやらされるようになって、その頃からたまに同じフロアで仕事をするようになりました。

 

嫌がらせをする人物がいるフロアには新しい人が定着しないため、たまに手伝いに行く程度だったのが、次第にそこのフロアばかりで仕事をさせられるようになりました。

 

その頃から、暑いわけでもないのに手の平から大量の汗が出てきたり、体の中で血管が弾けるような妙な感覚に襲われるようになります。

 

それと同時に、もともと寝つきが悪く不眠症の気があったのに加えて、一度寝ても短時間で目が覚めてしまい、一度目が覚めるとそのまま寝付くことができなくなる日が増えていきました。

 

嫌がらせが辛かったことや、眠れないことにより体もキツクなってしまったため、それからしばらくして、結局私はそこの職場を辞めることになりました。

 

辞めたことによりもう嫌な人と会わなくてもよくなったと、辞めた直後には安堵の気持ちが訪れたのですが、それはほんの一時のことでした。

 

これまでいろいろな仕事をしてみたものの、どれもそう長くは続かず、この職場は私にとって1番続いた仕事でした。

 

嫌がらせをしてきたり性格的に合わなかったりで、嫌いだったり苦手だなと感じる人もいたけれど、優しく接してくれて、楽しくお喋りできる人もいました。

 

嫌がらせをしてくる人から逃げたい一心で辞めてしまったけれど、仕事の続かない私がせっかく4年間続いた仕事だったのに、仲良くしてくれる人もいたのに、どうしてもっと頑張れなかったんだろうと、後悔や自分を責める気持ちで心が膨れ上がっていきました。

 

高校卒業後はほとんどの時間を引きこもりとして過ごしてきた私にとって、 4年間続いた職場はかけがえのない大切な居場所だったという思いが、辞めてから日が経つにつれてどんどん大きくなっていき、私はとてつもない喪失感に飲み込まれていきました。

 

なんでもっと頑張れなかったんだろう・・・

なんでこんなに根性なしなのだろう・・・

 

と、日々自分を責め続け、泣き続けました。

 

私が人並にコミュニケーションをとれる人だったなら、社員さんたちとフレンドリーな関係性を築ける人だったなら、嫌がらせされていた事を相談し、解決することができていたかもしれません。

 

私に人並の強さがあったとしたら、嫌がらせから逃げるのではなく、闘うことができたかもしれません。

 

大切な大切な私の居場所だったのに、『逃げる』という選択肢しか取れなかった自分の不甲斐なさに、腹が立ち情けなくて、心がみるみる闇に落ちていきました。

 

 

そしてさんざん自分を責め続けた先に行きついた想いが、「こんなダメ人間の私なんかがこの先生きていけるわけがない」でした。

 

ダメ人間の私がこの先生きていけるわけがない・・・

 

この想いは日に日に強くなっていき、私の心と体を狂わせていきました。

 

 

壊れていく心と体

不眠の症状はますますひどくなり、ついには一切の眠気を感じることがなくなります。

 

眠気を一切感じなくなった頃から、他にもおかしな症状が幾つも出始めました。

 

◆今まで経験したことのないような、激しい頭痛と首の痛み

◆血管の中を石が流れているような感覚がたびたび襲ってくる

◆手足が急にしびれたり、急に火照ったり、急に冷たくなったりする

◆手足や心臓のあたりにムズムズ・ゾワゾワするような感触を感じる

◆暑いわけでもないのに手の平から大量の汗が出る

◆突然めまいにおそわれ、ひどい時は意識を失う

◆食べ過ぎたりしたわけでもないのに突如として胃が痛くなる

◆生きていることが怖いという思いが頭から離れない

◆人と話すのが怖くて玄関のチャイムや電話がなっただけでも怯えてしまう

◆感情をコントロールすることができず、ちょっとした事で泣き出したり叫んだり物を壊したり、時には自分を傷つけてしまう

◆物忘れが激しくなり、よく物をなくすようになる

◆激しい焦燥感にかられじっとしていることができない時があり、歩きながら食事をしたり、家の廊下をひたすら往復したり、突然家を飛び出してあてもなく歩き回る

 

 不眠症がひどくなり2週間ほど経過したあたりから、これらの症状が顕著になってきました。

 

症状が出始めた当初は、それらの症状が精神的なものから来ているとは思っていなかったため、椎間板が損傷したのではないかとか、脳の血管が詰まっているのではないかなど、首や脳に異常が出ている可能性を強く疑っていました。(当時は自傷行為をしたことがあったので余計にそう感じていました)

 

そのためまずは整形外科で首の辺りのレントゲンとMRIを撮ってもらい診察を受けましたが、「首が少しストレートネック気味だけどこれくらいなら許容範囲内です」と言われ、特に悪いところは見つかりませんでした。

 

そこで次は脳外科へ行き、MRIを撮ってもらい診察を受けました。

 
ところがそこでも悪いところは見つからず、「こんなにおかしな症状がいろいろ出ているのに異常がないわけない。この痛みや不快感を少しでも和らげてほしい!!」と、医師に詰め寄りました。
 
そうしたところ医師から「整形外科でも異常なしとの診断が出ていますし、症状は精神的なものからきているのではないでしょうか」との言葉があり、精神科への受診を勧められました。
 
 

ヤブ医者のせいで症状さらに悪化

私はもともと睡眠がうまく取れない体質だったため、睡眠導入剤をもらうために、その時すでに精神科へかかってはいました。
 
けれどその時かかっていた精神科は、ただただ睡眠導入剤を処方してもらうためだけに適当に選んだ病院だったこともあり、そこの医者はっきり言ってヤブ医者でした。
 
患者の気持ちを汲んで言葉を発することができず不適切な発言連発で、こちらの心をかえって弱らせるし、頭が悪いのかこちらの症状をきちんと把握することすらできていないレベルのヤブ医者でした。
 
質問すると面倒くさそうに「あぁ~そんなこと気にしなくていいからいいから!とにかくゆっくり休んでいれば大丈夫だから!」といった感じで、こちらの気持ちに寄りそうことは全くなかったです。
 
おそらくこの医者は、多剤投与をして儲けることしか頭にないのだと思います。
 
出される薬がころころ変わったり量が増えていくことに対して不安になり異議を唱えると、「じゃ~もう飲むのやめる?」と怒ったように言われたこともありました。
 
薬剤情報のサイトを読んで気になったことを質問したら、「じゃ~もうネットに診察してもらえばいいじゃない?」と言われたこともありました。
 
世の中にはこんな医者が本当にいます。しかも心が弱っている患者が多く通うであろう精神科の医師だというのだから、余計にタチが悪いです。
 
こんな病院へ通うのは心底嫌でしたが、睡眠導入剤と睡眠を持続させるための薬はどうしても貰う必要があったため、新しい病院への予約日が来るまでは仕方なくつなぎで通っていました。
 
けれどこの医者のことは信用していなかったので、出された抗うつ系の薬は捨てていました。
 
睡眠導入剤と睡眠持続剤も何種類か薬を変えられて、こんなの飲んでいて大丈夫なのかと不安にはなりましたが、飲まないと何日も全く寝られない状態が続き、それに伴いその他の症状がひどくなりどうしようもなく辛かったので、睡眠を確保するための薬だけは飲むようにしていました。
 
それでも、薬を飲んでも眠れるのは1~2日おきに2~3時間程度でした。
 
3日くらい全く寝られない時なんかもあり、そんな時にはもう痛みや不快な症状でどうしようもなくなり、とにかく眠りたくてお酒と一緒に飲んだこともあります。
 
もちろんお酒と一緒に服用してはいけないことくらいはわかっていましたが、追い込まれた末に、苦肉の策としてやってしまいました。
 
それと同時に、自分の体を傷つけるようにもなっていました。
 
仕事を辞めてから1ヶ月ほどで、まるで崖から転げ落ちるように、ここまで症状が悪化してしまいました。
 
 

新たな医師との出会い

日に日に症状が悪化していく中、心身ともにボロボロになりながらもなんとか耐え忍び、予約の電話をかけてから3か月近く待たされて、ようやく新しい病院の診察を受けることができました。

 

ここの病院は、初回は臨床心理士さんとの面談のあと、医師の診察を受けるシステムです。

 

臨床心理士さんもきちんと話を聞いてくれましたし、話しにくいとか嫌な感じはしなかったですが、特別良い印象を感じるほどではありませんでした。

 

なのでぶちゃけ最初は、医師の診察に対してもそこまでの期待はなかったのですが、この先生はアタリだったと思います。

 

何でも話して大丈夫な雰囲気を醸し出していて、総じて話しやすかったです。

 

精神を病んでいたため、わかりやすく相手に話を伝えるということができていなかった私に対して、私が話しやすいように順序よく質問を投げかけてくれました。

 

私の状態や症状をきちんと把握しようと努めてくれているのが、なんとなくですが伝わってきて、安心感のようなものを感じることができました。

 

ボロボロ泣きながら話す私に変に寄り添いすぎて、やたらと共感しすぎたり励ましすぎたりもしない。常に穏やかで冷静で淡々とした口調ではあるのですが、決して冷たい感じはしない。

 

余計なことは言わずに必要な言葉だけを発する様が、私にとっては妙に心地よかったです。

 

上手い言葉が見つからないのですが、ちゃんとしたお医者さんだなということが、直感的に伝わってくる感じでした。

 

そういった安心感からなのか、この人なら大丈夫だ! と思った私は、堰を切ったように溜まっていた感情をぶちまけました。

 
 
もう生きているのが辛いです
 
楽に死ねる方法ってないんですかね
 
トラックが通る度にあそこに飛び込んだら死ねるじゃないかと思ってしまう自分が怖いです
 
 
このような普通の人が聞いたらドン引きするような発言も穏やかに受け止め、丁寧に言葉を返してくれました。
 

症状の緩和

新たな医師と出会い、抱えている苦しみをぶちまけ、以前の病院の医師の対応に不信感を感じ、出された薬の一部を飲まずに捨てていたことなども伝えました。

 

すると睡眠持続剤を残し、睡眠導入剤抗うつ薬・頓服薬は、新しいお薬へと変更になりました。

 

薬が変更になり数日が経過する頃には、これまで全く感じることのできなかった眠気を感じられるようになり、1日5~8時間ほど睡眠がとれるようになりました。

 

睡眠がとれるようになったことで、不眠以外の様々な症状も徐々に緩和へと向かいました。

 

けれど薬を変えてすぐに完治!! というわけにはいかず、新しい病院に通い始めて3年以上経過した今でも、頭痛・めまい・手足のしびれ・希死念慮、それに加えて体が重くて動けなくなったり、感情のコントロールが難しくて急に涙がでてきてしまうなど、まだまだ健康体とは言えない状態です。

 

とりわけ睡眠に関しては未だに調整が難しくて、不眠とは真逆の過眠状態になってしまうこともあります。

 

寝ても寝ても眠くて、1日の大半をベッドの上で過ごしてしまうという日が、何日も続くことがあります。

 

そうかと思うと、寝ても2~3時間で目が覚めてしまい、その後ぜんぜん眠れなくなることもあります。

 

不眠と過眠を繰り返し、未だに睡眠の状態が安定しません。

 

様子を見ながら薬の量を調整してみてはいるのですが、丁度良い具合に睡眠をとることが難しく、なかなか良い状態は続きません。

 

ここ数ヶ月ほどは、昼間4時間+夜に3時間といった感じで、2回にわけて眠る習慣がついてしまっています。

 

できれば一度に7~8時間眠れる方がいいと医師に言われていますが、薬を増やしてまで一度に眠らなくても、今のまま様子をみましょうということで、今は睡眠をわけてとる形になっています。

 

普通に働きに行っていたらこのライフスタイルではやっていけないので、睡眠サイクルをきちんと取れるようになりたいのですが、なかなか思うようにいきません。

 

眠るべき時間じゃない時にくる眠気は我慢して、一度に眠れるようにしようという気持ちはあるのですが、行動が伴わず、良い状態の継続はかなり難しいです。

 

薬でやれることには限界があるので、あとは自分自身の努力や忍耐でどこまで頑張れるかなのだろうなと思います。

 

できない自分を責めすぎると精神状態が悪くなり希死念慮が強まったり、情緒不安定で1日中泣いて過ごすことになったり、できない事を無理やりやろうとしてめまいを起してしまうこともあったりで、3歩進んで2歩下がるような状態が続いています。

 

「こんなんじゃこの先生きていけない・・・」と、不安に押しつぶされそうになることも多々ありますが、自傷行為だけはもうしないと固く心に誓っています。

 

未来がどうなるかなんて誰にもわからない!!

 

わからない事で不安になり過ぎて壊れてしまうよりは、今を見つめて、自分にできる小さな事を少しづつでも積み重ねて生きたいと、今はそんな気持ちです。

 

それでは今日はこのへんで。コノハでした。

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