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【働き方改革なんていらない】低賃金労働者にとって残業は必要悪なのだ

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私は引きこもりの無職です。

在宅ワークを細々とやってはいますが、必ずしも在宅ワークによる収入が得られるわけではありませんし、得られたとしても金額は微々たるものです。

 

こんな私でもなんとか生活できているのは、両親の年金と弟の収入のおかげです。

 

けれど弟の収入は正社員とは思えないほど少なく、1ヶ月のお給料は手取りで20数万円(働き方改革前)、ボーナスは夏と冬合わせても、20万円あるかないかです。

 

この少ない収入で私の分の生活費も捻出しなければならないため、弟はとても質素な生活をしています。

 

洋服はボロボロになるまで着るし、昼食は一個100円程度のパンを1~2個食べるだけ。休日に遊びに出かけることはほとんどなく、唯一の贅沢は一ヶ月500円を、あるゲームに課金して楽しむことです。

 

スマホが普及しほとんどの人がスマホを使うようになってからも、「勿体ないから」と壊れるまでボロボロのガラケーを使い続けていました。弟がスマホに変えたのは、まだ最近のことです。

 

このように少ないお給料で質素に生活していた私達ですが、2019年4月より施行された『働き方改革』によって、さらに生活は苦しくなりました。

 

なぜなら、弟の残業時間が大幅に削られたからです。

 

 

働き方改革の内容とは?

働き方改革の内容をざっくり説明すると、このような感じです。

◆原則として残業は月に45時間・年に360時間まで

◆繁忙期などの特別な事情がある場合も『最大で月に100時間未満・1年で720時間以内(複数月の場合は80時間以内)』までの時間外労働しか許可されない

◆月45時間を超える時間外労働が許されるのは、年間6ヶ月まで

◆これらを守らなかった場合、企業に罰則が課せられる

 

弟の会社は基本給がとても低いですが、残業は多い方でした。

 

毎日のように残業があり休日出勤をすることも多々あったので、1ヶ月の時間外労働は、軽く45時間を超えていたと思います。

 

「毎月45時間以上も時間外労働をさせるなんてブラックな会社だね」と思った人もいるかと思いますが、基本給が低いため、なるべく時間外労働をして稼ぐ必要があるのです。

 

弟は、「自分は学がないから高単価の職に就くことはできない。だから残業を頑張るしかない!」と、納得した上で時間外労働の多い環境を受け入れていました。

 

「俺、今の上司尊敬しているから仕事行くの嫌じゃないよ!一生懸命働くから姉ちゃんは無理しなくていいからね!」と言ってくれて、毎日遅くまで働いてくれました。

 

 

残業は低所得者にとってなくてはならないもの!

 残業しなくとも手取りで30万円以上もらっているような人ならば、働き方改革により残業時間が減り、嬉しく思っている人も多いのだろうとは思います。

 

残業が減ったことで自由時間が増え、その自由時間を使ってジムに通ったり習い事をしたりなどして、有意義に過ごすこともできるだろうと思います。

 

けれど残業しなければ手取りで20万円にも満たないような弟にとっては、働き方改革により残業時間が削られたことは、かなりの痛手でした。

 

働き方改革以前は1日最低でも2時間は残業があり、繁忙期には3時間以上の残業もザラでした。土曜日の出勤も多く、残業や休日出勤をすることで、なんとか20万円以上の手取り額を維持していたのです。

 

けれど働き方改革が施行されたことにより、会社側は従業員の残業時間を減らすため、新たな人材を雇いました。

 

それによって1人頭の残業時間が短くなってしまい、働き方改革施行後には、1ヶ月の残業時間は30時間ほどになってしまいました。

 

その結果、働き方改革のビフォーとアフターでは、稼ぎにウン万円の差が出ています。

 

例えば月に手取り35万円の稼ぎがある人が、時間外労働が減ったことにより手取り30万円になるのと、手取り20万円の人が、時間外労働が減ったことにより手取り15万円になるのとでは、同じ5万円の減額でもその重みは違ってくると思うのです。

 

近年では、『残業が多い=ブラック企業』というイメージを持たれてしまうことが多いので、企業側も会社のイメージを気にして、なるべく残業はさせないようにとの風潮が広がりつつあります。

 

ワークライフバランス』という言葉もいつの頃からか定着し、仕事ばかりに時間を使う生き方を、よろしくないと捉える風潮になってきています。

 

確かにワークライフバランスは大事だと思いますが、お金に余裕がなければ時間ができたところで、ジムにも通えなければ習い事だってできません。

 

結局のところワークライフバランスも、残業せずとも人並以上の稼ぎがあってこそ、言える言葉だと思うのです。

 

それでもまだ子供がいる人であれば、残業が減り稼ぎが落ちたとしても、そのぶん子供と過ごす時間が増えてよかったと思えるのかもしれません。

 

けれど稼ぎが少なく子供もいない低所得者にとっては、時間ができたところで結局家でゴロゴロするだけです。テレビを見たりゲームをしたりなどしてダラダラ過ごすこともたまには必要ですが、さすがに毎日ダラダラし続けるのは、時間の無駄使いだと思うのです。

 

そもそも根本的な問題として、必要最低限の稼ぎに満たなければ、生活自体が破綻してしまいます。

 

弟は給料が安いとはいえ正社員なので、アルバイトは禁止されています。

 

なので収入が落ちたぶんをカバーするために、今までよりも更に節約に励まなければならなくなりました。

 

母親はもう高齢ですが、昼間の暑い最中や暑くて寝苦しい夜でも、電気代を気にしてエアコンを使おうとしません。私も母も、光熱費を少しでも浮かせようと、冬はお風呂も毎日は入りません。

 

このようにして必死に節約に励んでいます。

 

こんな私達を見て、「残業したいけど会社がさせてくれない。こんな節約ばかりの生活させてゴメンネ」と、弟は申し訳なさそうに言っていました。

 

もちろん1番悪いのは引きこもりになっている私なので、弟に謝罪の言葉を言わせてしまっている自分が、不甲斐なくて辛いです。

 

 

それぞれに合った働き方を!

働きすぎて過労死する人や、長時間労働パワハラが原因で自殺をしてしまう人がいるということも事実です。

 

そういった事を無くすため、近年では各企業のコンプライアンスが強化されているし、働き方改革も、働く人を過労死や自殺から守るために行われているのだとは思います。

 

けれど残業や休日出勤をたくさんしないと、生活が成り立たない人がいるということも視野に入れてほしいです。

 

時間外労働に制限をかけるなら、最低賃金のラインを見直すとか、低所得者NHKの受信料を免除にするとか、固定資産税を免除にするとか、低所得者に対する何かしらの支援もセットにしてくれないと、生活が困窮してしまいます。

 

低賃金の仕事にしか就けないのは学歴がないからであり、それは本人の努力不足が招いたことではあるのですが、それでも懸命に働き、生きようとしている人がます。

 

そういった人達の生活と生きるモチベーションを守るため、働き方改革の内容を、今一度見直してもらえることを願っています。

 

社会の底辺で、必死でもがく私達の願いが届きますように・・・!!

 

それでは今日はこのへんで。コノハでした。

 

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