ツイッターをやっている人ならご存知だと思いますが、手当たり次第にフォローしてくる人っていますよね。
このブログと繋いでいるアカウントには闇臭が漂っているためそこまで手当たり次第にフォローされることはないですが、それでも企業セミナーやらブログ講座などをやっている人からのフォローが、8割くらいあります。
手当たり次第にフォローしてくる人は、かなりの確率でセミナーとか講座とかカウンセリングをやっている人達です。いわゆるサラリーマンではない人達です。
手当たり次第にフォローする目的は、もちろん自分の運営するセミナーや講座に人を集めたいからです。
サラリーマンのように会社の営業部が仕事を取って来てくれるわけではないので、自分で仕事を取りに行かねばなりません。
そんなセミナーや講座を運営している人達のプロフィールには、一様にして似たようなフレーズが並んでいます。
それは
「自由な働き方を手に入れた!」
「自由に働けるってすばらしい!」
「会社に縛られて時間を無駄にしたくない!」
です。大体このようなフレーズが並んでいます。
私はべつに、このような発言を批判したいわけではありません。
手当たり次第フォローする事を、非難したいわけでもありません。
ただ、このようなフレーズにのせられて気持ちが上がり、会社を辞めてしまう若者が数多くいることが、少し心配なだけです。(手当たり次第フォローしてくるのは若者ばかりですので)
私ごときに心配される筋合いは毛頭ないでしょうが、私の知人にフリーランスになったことがきっかけでうつ病となり、以来実家で引きこもりになってしまった人がいるので、そういったケースもあるという事を含めて、警鐘を鳴らしたい衝動に駆られてしまったのです。
お節介な引きこもりニートの与太話だと思って、お聞き流しくださいませ。
独立したことがきっかけでうつ病に
その引きこもりになった知人は、会社に不満を抱えながらサラリーマンをしている頃に、あるブログとメルマガに出会ったことがきっかけで、自由な働き方を手に入れるために、会社勤めを辞めてフリーランスとなりました。
そのメルマガで紹介されていたサロンに入会して最初は20万円支払い、その後更に上級者コースの方にも誘われて、更に20万円支払ったそうです。
フリーランスになってからは、会社勤めしていた頃よりも、多少収入は落ちたそうです。けれど、「最初はこんなもんだ! これから上向きにしてやる!」と、最初の数年間はやる気に満ち溢れて頑張っていたとのこと。
しかしながらあまり状況が好転しないまま〇年が経った頃、不安と焦りの気持ち、将来を悲観する気持ちが強くなってしまったようで、ご両親が気づいた時には(当時は離れて暮らしていたので気付くのが遅れた)、うつ病の最終段階というべき状態に、陥っていたそうです。
幸い最悪の事態は免れましたが、病院から退院後には抜け殻のようになってしまい、以来ずっと、引きこもりの状態が続いているそうです。
本当に成功している方はさほど多くはないのでは・・・
私には企業セミナーなどの良し悪しはわかりませんが、ブログ講座の良し悪しは、多少見る目があります。グーグルアドセンスに合格したいと思い、たくさんのブログを読み漁ったからです。
その結果感じることは、一時の成功ではなく長年に渡り成果を出し続けている人は、本当にごくごく一握りの、ほんの一部の人だけだなということです。
そしてほんの一握りの成果を出し続けている人は、手当たり次第にフォローをしてくることはありません。
ですからフォローしている人数が、フォロワー数に比べて圧倒的に少ないです。フォロワー数がウン万人なのに対して、フォローしている人数はウン百人程度です。
明確な実績と実力があるため、自然と人が集まり、相互フォロワーに頼ってフォロワー数を増やす必要がないのでしょう。
フォローとフォロワー数の数が同等程度の人は、手当たり次第にフォローをしていき、しばらく経ってもフォロー返しがない人は、フォローから外すといった事を繰り返しているのだと思います。あまりにもフォロー数ばかりが多いと、あまり印象が良くないですからね。
本当に成功しているほんの一握りの方々は、好きなことをして稼いでいるということに偽りはないでしょうが、忙しくて更新が遅れたり、スケジュールがタイトで焦ったといった類の内容を書いていた事もあったので、サラリーマンに比べて、自由時間がそこまで多いという印象は受けませんでした。
ただ働く時間をある程度自由に調節できている、といった印象はあります。
それと同時に、実はけっこうな仕事量をこなしているような印象も受けました。
質の高い仕事を短時間でこなす能力がおありになる方々なので、私からしたらけっこうな仕事量に感じることも、その方々にしたら大した事ではないのかもしれませんが・・・。
ライブチャットと景気は連動している?!
私は以前の記事でも書いたように、在宅ワークでチャットレディというお仕事をしています。
このお仕事を通じて知り合った方の中で、コロナのビフォー・アフターも変わりなく来続けて下さっているのは、大手メーカーとインフラ関係にお勤めのサラリーマンの方々と、資産家のご老人と、中規模程度の会社経営者の方だけです。
コロナ後に新しく来て下さった良客様も、インフラ関係にお勤めのサラリーマンの方でした。
コロナ前には自営業やフリーランスの方もちらほらおられたのですが、コロナ後には、見事に皆さんいらっしゃらなくなりました。
ただの偶然と言えばそれまでですが、安定感という面から見ると、フリーランスや自営業は揺らぎやすいのかな、という印象を私は受けました。
ライブチャットという娯楽には、1分〇〇〇円という決してお安いとは言えない料金が発生するため、じっくりお話してくださるお客様というのは、お金に余裕のある方ばかりです。
故に景気とライブチャットとは、多少の因果関係があるように感じています。
平均睡眠時間4時間!もはや仕事が趣味
私が最も感銘を受けたお客様は、恵まれない環境下の中でも必死で学び、必死で働いた経営者の方です。家が貧しかったため、ろくな学歴がなく、就職先はクソみたいなところしか選べなかったと言っていました。
それでも独立資金と学ぶためのお金はどうしても必要だったため、クソみたいな会社で、不満をこらえて必死に働いたそうです。
ある程度知識と資金が溜まったところで独立し、独立後も寝る時間がないほど必死で働いたそうです。いつも何かしら仕事のことばかりやっていて、休日なんてなかったそうです。
それでも夢があるから頑張る! 高学歴の奴に負けるもんか! という気持ちで、折れることなく努力を続けたそうです。
折れずに後ろ向きにならずに、弱い気持ちを振り切ってがむしゃらに努力を続けた結果、次第に会社が大きくなっていったと、おっしゃっていました。
私はこの方にある時、「では今はたくさんお金を儲けて、悠々自適にのんびり暮らしているのですか?」と尋ねたことがあります。
するとその方は「そんな事ないよ~ 今でも仕事のことばかり考えているし、新しいアイデアで新商品を産み出したり、他の会社のコンサルタントもやっているし、サイト運営もやっているから、かなり忙しいよ」とおっしゃっていました。
従業員には週休2日と、G.W・お盆休み・年末年始には長期休暇を出すそうですが、ご自身はその間にも仕事をして過ごすことが多いそうです。「もはや、仕事と趣味が一緒になってるw」とおっしゃっていました。
平均の睡眠時間は4時間ほどだそうです。
若い頃からずっとそんな感じでやってきたので、4時間の睡眠でもさほど苦にならないそうです。
「それだけの収入を得られるようになっても、アグレッシブな姿勢を崩さないのは、なかなかできることじゃないですよ。その熱量を持ち続けらるなんて、本当にスゴイ人ですね!」と言った私に、この方はこうおっしゃいました。
俺の周りには会社やお店を経営している人がたくさんいたけど、何十年もずっといい経営状態を維持できている人は、みな仕事のことばかり考えている人だよ。天狗になって遊びの方の比重が多くなった人は、例外なく消えていっている。
音信不通になった人もいるし、高級外車を乗り回していた人が、ある日突然夜逃げしたこともある。1千万円貸してくれと言われたこともある。
今にも自殺しそうな雰囲気だったので、1千万円を貸したそうですが、そのお金は未だに帰ってきてないそうです。
そしてこの方は、更にこのような事もおしゃっていました。
飲み仲間で大手メーカーで〇長をやってる奴がいるんだけどね、俺はある意味アイツが羨ましいよ。
だってカレンダー通りに休んで、大型連休もある。有給もそこそこ消化できると言っていたし、自由時間、俺よりかなり多いもん。
企業年金も入ってるから年金の額も悪くないだろうし、65歳まで勤めたあと子会社に出向してゆるく仕事してもいいし、年金もらうにしても仕事続けるにしても、どちらも美味しいじゃん。
俺には大手メーカーに採用されるような学歴はなかったから、アイツが羨ましい。
こんなに成功している人でも誰かを羨ましく思うことがあるのだなと、こんなにスゴイ人に対して少し親近感を感じられたのが、少し嬉しくもありました。
メリットとデメリット
会社勤めをしている時は、とかく嫌な部分ばかりが目に付いてしまうのかもしれませんが、会社を辞めてから、辞めなければよかったと後悔する人もいます。
辞めてから、いかに会社に守られていたかを感じたとおっしゃっていた人もいました。
物事には何事にも、表と裏があります。
独立することのメリットとデメリット、会社に残ることのメリットとデメリット。
この部分を嫌というほど考え抜いた上で、ぜひとも後悔のない選択をしてください。
この選択ができるだけでも、私から見たら眩しいほどに羨ましいことですよ。
私は有給休暇と社会保険に、なみなみならぬ憧れを抱いているのでw
イジメのターゲットにならないような普通の見た目と、少々のことにへこたれないメンタルが私にあったのならば、普通に会社に行って普通に働きたかったです。
有給休暇と社会保険は私にとって永遠の憧れです!w
なおこの記事は、あくまでも私の感じたことを正直に綴ったまでで、フリーランスや自営業の人をたたく意図とか、炎上みたいな事をしてアクセスを稼ごうとか、そういった考えは一切ありませんのでご了承くださいませ。
私は引きこもりのポンコツなので、まっとうに働いている全ての人たちを尊敬しております。
それでは今日はこへんで。コノハでした。