私は父親の遺伝の影響で、子供の頃から髪の毛の量がとても少ないです。
後で一つに結んだ時、他の女子達よりもあきらかに毛束の量が少なかったです。おそらく普通の人の半分くらいの量かそれ以下です。
小学校5年生くらいから、自分の髪の毛が人よりもだいぶ少ないということを意識するようになりました。
明るいところで写真をとられると特に分け目が目立つので、遠足などの時に写真を取られるのが嫌いでした。出来上がってきた写真を見ると、他の子たちよりも明らかに分け目が目立っているので、写真を見ながら泣いたことも少なくありません。
薄毛とそれ以外のコンプレックスについての詳細が、こちらの記事に書いてありますので、もし興味のある方はご覧ください。
・薄毛だと好きな髪型にできない。
・薄毛だと恥ずかしくて美容院へ行けない。
・薄毛だと他人の目線が気になる。
・薄毛だと髪の毛の話題になった時に辛いし気まずい。
・薄毛だと外出するのが嫌になる。
・薄毛だと人と会うのが嫌になる。
薄毛であるということは、私が引きこもりになってしまった要因のひとつであると言っても、過言ではないでしょう。
今回は10代の頃から薄毛に悩んできた私が、『サプリメントの効果』『育毛剤の効果』『遺伝による薄毛は治るのか?』の3点について、私なりの見解を述べていきたいと思います。
これまで使用したサプリメント
初めて薄毛対策でサプリメントを試したのは、確か25歳くらいの時だったと思います。
インターネットが普及し始めていた当時、我が家でもやっとインターネットが使えるようになり、薄毛対策に良い物はないかと探し始めたのがきっかけです。
最初に試したサプリメントは『ソーパルメット』という物です。
ソーパルメットは、日本語では『ノコギリヤシ』と表記されていることが多いです。
ノコギリヤシ(ソーパルメット)というのはヤシの一種で植物の名前です。主にアメリカからメキシコの湾岸地域に生息している植物です。
ノコギリヤシの果実が、前立腺肥大の治療に効果があるという事は、男性ならご存知の方も多いのではないでしょうか。
ノコギリヤシには前立腺肥大の治療への効果だけでなく、薄毛に対しても効果があることが判明しているそうです。
ノコギリヤシ(ソーパルメット)には、5αリダクターゼの働きを抑制して、テストステロンがDHTに変化することを抑制する働きがあります。その働きにより、男性型脱毛症の先天的要因を抑制する効果があるとのことでした。
AGA治療薬で有名なフィナステリドの原料は、ノコギリヤシから抽出されたエキスを化学合成したものというだけあって、フィナステリドとノコギリヤシには類似した働きがあります。
今ではドラッグストアやAmazonなどのショッピングサイトでも、ノコギリヤシ(ソーパルメット)のサプリメントは、簡単に購入することができます。
けれど私が25歳当時の頃には、まだ容易には手に入らなくて、個人輸入の代行を行っている育毛サイトから購入していました。値段はもううろ覚えなのですが、1ヶ月分で3000円くらいだったと思います。
飲み始めて半年以上経過しても抜け毛が減っただとか、産毛がたくさん生えてきて薄毛が目立たなくなってきてだとか、そういった効果は見られませんでした。
次に試したサプリメントは、『プエラリアミリフィカ』です。
『プエラリアミリフィカは』は、今ではバストアップのサプリメントとして有名になっていますが、私が20代後半くらいだったと思うのですが、その当時には育毛効果を謳って販売されていました。
私が購入していたものも、DHCのものでした。
これもノコギリヤシ(ソーパルメット)と同じく、半年ほど続けてみました。
けれどプエラリアミリフィカにも、これといった効果は感じることはありませんでした。
余談になりますが、プエラリアミリフィカには『皮膚障害』や『消化器障害』や『生理不順』といった、健康障害の事例も報告されています。
私は半年間飲み続けても特に不具合は出ませんでしたが、もし服用される際には、じゅうぶんご注意なさってください。
次に試したサプリメントは、『亜鉛』です。
髪の毛のほとんどは『ケラチン』と呼ばれる18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質で構成されています。亜鉛はケラチンの働きをサポートする働きがあり、タンパク合成全般に必要不可欠とされているため、亜鉛が不足するとケラチンの生産に悪影響を及ぼし、育毛を妨げることがあります。
そして亜鉛には、先ほどノコギリヤシの項目でも登場したDHTを生産する要素のひとつである、5αリダクターゼを抑制する働きがあると考えられています。
私が購入していたのは、ファンケルから発売されていた亜鉛サプリでした。
飲み始めてしばらくの間は頃は抜け毛が減ったように感じた時期もありましたが、私はそもそも抜け毛の量がさほど多い方ではないため、イマイチ実感が乏しく、1年くらい続けてやめてしまいました。
やめてしまったもうひとつの理由としては、亜鉛ばかり取るよりも他の成分もバランスよくとった方が、吸収率が高くなったり相乗効果があるということを、耳にしたためです。
亜鉛をやめてからは『マルチビタミンミネラル』というサプリを飲んでいます。これは今でも続けていて、いくつかのメーカーのものを試し、現在は『ディアナチュラ』のものを愛用しています。
そして今回、商品の紹介用のリンクを作っていて気付いたのですが、ディアナチュラのまさに今私が飲んでいるやつが、Amazonで買うと安く買えるということに気づいて、けっこうショックを受けています。
行きつけのドラッグストアよりも、Amazonの方が400円も安く買えます。毎日飲むものだから、400円の違いでも大きいです。もっと早くに気づきたかった。今のがなくなったらAmazonで買うことにします。
このマルチビタミンアンドミネラルはストロング39というもので、通常のマルチビタミンアンドミネラルよりも亜鉛の量が3倍です。少しでも育毛にプラスになればと、こちらを選んでいます。
そして長年つづけているサプリメントに(サプリメントではなく健康食品になるかもしれませんが)、アテニアから発売されている『コラーゲンビューティストパウダー』もあります。
コラーゲンに発毛効果があるかはナゾですが、髪の毛を太くする効果があると美容雑誌で読んだため、買ってみたのがきっかけです。
続けてみて少しではあるのですが、太い髪の毛が以前よりは増えたように感じているので、これはずっと続けています。
アミコラやニッピコラーゲンなども試しましたが、私にはアテニアの『コラーゲンビューティストパウダー』が合っているようです。個包装なので衛生的ですし、とけやすいパウダーなので、豆乳や野菜ジュースなど、いろいろな飲み物に入れて飲んでいます。
これまで使用した育毛剤
最初に育毛剤を購入したのは20歳くらいの時で、確かアスカという化粧品会社から出している育毛剤だったと思います。新聞の折込広告で見つけて、お手頃な価格だし自然素材で敏感肌でも大丈夫そうな感じでしたので、購入してみました。
5本くらい使ったと思うのですが、これといって効果は感じませんでした。
次に使った育毛剤は、どこのメーカーかは忘れてしまったのですが、どこぞの医学博士監修の元に作られた、本格的な育毛剤でした。
売りになっていた成分は『桑白皮エキス』というもので、お値段がなんと1本2万円!!
3本セットで買うと3割引きぐらいの値段で買えたため、1本購入して肌に合うか試したあとは、3本セットを2回ぐらい購入したと思います。
けっこうなお金を使ってしまいましたが、当時は正社員で働いていた時の余力で少しだけ余裕があったため、薄毛をなんとかしたい一心で購入したのです。
けれど正直なところ、目立った効果はありませんでした。
じゃっかん生えてくる産毛の量が増えているような?? という気がしないでもなかったのですが、値段が高いだけに、気がするレベルの効果ではなく、もう少し明確な効果を実感したかったです。
ということで、7本試したところでこの育毛剤はおわりにしました。さすがにこの値段だと、私には続けるのが不可能でしたしね。
その後はしばらく、DHCの育毛剤を使っていました。キャンペーンで安く買える時を狙ってまとめ買いし、おそらく3年くらいは使っていたと思います。
けれどこれにもあまり効果は感じず、その後は新聞の折り込み広告やインターネットを見て、初回が安く買えるようになっているものがあると買ってみるといった感じでした。
覚えている限りでメーカーを上げていくと
・日本盛り(ここは化粧品もけっこう充実してます)
・ネイチャー生活倶楽部
・ライオンフルリア
・資生堂
・花王オリエナ
・RANMU
などです。
このようにいろいろと試していく中で、使い心地が良くてお値段的的にも続けていけそうなものがやっと見つかり、今はそれを3年程使い続けています。
この商品については、後日あらためて詳細を書きたいと思います。
今日はもう7500字も書いてしまっているので(^-^;
遺伝による薄毛は治るのか?
10代の頃から薄毛に悩み、20歳の頃からいろいろなサプリメントや育毛剤を試してきた私の結論としては、もともと薄毛の人が人並の毛量になることは、かなり難しいのではないかと感じています。
もともと人並の毛量があった人が、ストレスや睡眠不足や栄養の偏りなどにより薄くなったのであれば、育毛剤やマッサージやサプリメントは、効果を発揮すると思います。
それらを使って正しくケアしていく中で、少なくなった髪の毛が、元の毛量に戻ることは可能だと思うのです。
しかしながら元々薄い人の場合、薄毛の状態が正常なわけですから、正常な状態をさらに改善していくというのは、かなり難易度の高い領域なのではないでしょうか。
私の場合ストレスや不規則な生活や季節によって、一時的に抜け毛の量が増えることはありますが、それでも一般的な抜け毛の量に比べたら、少ない方だと思います。
元々の毛量が少ないわけですから、それに応じて抜け毛の本数も少ないわけです。
決して脱毛が増えたから薄毛になったわけではないのです。
ただこの年になると、年齢による劣化というものを感じるようになりました。
年齢による劣化により、元々薄かった髪の毛が、さらに薄くなってきました。
この年齢的な劣化による薄毛は、遺伝的な薄毛の人でも、何かしら手を打つことで劣化を遅らせることはできると思っています。
その根拠は、弟の薄毛の状態です。
弟も父親の遺伝をまともにくらってしまい、子供の頃から薄毛なのですが、「男だからハゲても別にいいよ!」と開き直っていました。
そう言っていた裏には、自分まで育毛にお金をかけてしまうと家計に負担になるし、自分が使う分のお金を私に回そうとしてくれた、弟の優しさがあると思っています。
弟は何も育毛らしきことをしてこなかったため、まだ30代後半ですが、すでに頭頂部はハゲているし、その他の部分もだいぶ薄いです。
父親も頭頂部がハゲたのは、30代後半だったと思います。年々ハゲの面積が広がっていき、今ではもうほとんど髪の毛がありません。
私はまだハゲというところまではいっていないので、これまであまり効果がないと感じてきたサプリメントや育毛剤も、もしかしたら劣化を遅らせるという意味では、一役買ってくれていたのかもしれません。
あまりお金はかけられませんが、女性でハゲてしまうとますます外へ出るのが辛くなり引きこもりに拍車がかかってしまうので、できる範囲で今後も育毛ケアは続けていきたいと思います。
それでは今日はこのへんで。コノハでした。