『bing』という検索エンジンをご存知でしょうか?
bingとは、マイクロソフトが提供している検索エンジンのことです。
グーグルとヤフーは似たようなアルゴリズムを使用して表示させる順位を決めているため、両者の検索結果はおおむね似たような結果となります。
それに対しbingは独自の技術を持ち、グーグルやヤフーとは異なる判断基準で順位を決めているため、グーグルやヤフーでは上位表示されていなくてもbingではされていたり、グーグルやヤフーでは上位表示されていてもbingではされていないことがあります。
このブログの状態がまさにそれでして、グーグルやヤフーからの検索流入はあまりないのですが、bingからの検索流入は開始当初から徐々に増え始め、今ではPVの約6割以上がbingからの検索流入となっています。
そこでbingについて調べてみたところ、bingにもGoogleサーチコンソールと同じようなシステムがあることがわかり、そこに登録してサイトマップを送信することで、より検索結果に反映されやすくなるという情報を目にしました。
そんなわけで今回の記事では、bingウェブマスターツールへの登録の仕方や、サイトマップの送信方法について、解説していきたいと思います。
bingの検索シェアはどれくらい?
この円グラフは、日本国内のパソコンにおける検索エンジンの占有率です。これを見ると、bingの占有率は圧倒的に低いことがわかります。
それでも『Microsoft Edge』『Amazonエコー 』の標準検索エンジンとして設定されているため、少ないながらも一定数の利用は見込めます。高齢者やパソコンが苦手な人などは、標準設定を変更しないまま使う確率が高いですから。
ただスマホでの占有率は1%にも満たないようなので、bingで検索上位をとっても、スマホからの検索流入はほとんど期待できません。
事実Googleアナリティクスの情報によると、私のブログの読者さんが使っているデバイスは、約7割がパソコンです。今のご時世スマホからの読者が半数以上だというご意見が多い中、約7割がパソコンというのは、やはりbingからの検索流入が多いせいだといえるでしょう。
『bing・ウェブマスターツール』とは?
bingにもGoogleサーチコンソールと同じようなシステムがあり、bingでは『ウェブマスターツール 』と呼ばれています。
ウェブマスターツールでもサーチコンソールと同様に、『クリック数』『インプレッション』『CTR』『位置』を確認することができます。
サーチコンソールと同じく、キーワードごとのインプレッション・クリック数・CTR・平均の位置を知ることもできます。
『bing・ウェブマスターツール』登録の仕方
登録の仕方もサーチコンソールとほぼ同じです。検索バーに『bingウェブマスターツール』と入れて検索すると登録画面が表示されますので、そこから登録作業を進めてください。
以前はMicrosoftアカウントでしかログインできませんでしたが、現在ではGoogleアカウントやfacebookアカウントでもログインが可能です。
ログインしたら『自分のサイトを手動で追加』の項目に、ご自身のブログやサイトのURLを入力し、『追加』をクリックします。
余談ですが、『自分のサイトを手動で追加』の左側に表示されている、Googleサーチコンソールからインポートするやり方もありますが、私はこのやり方では上手くいきませんでした。
『手動で追加』をクリックすると確認方法を選択する画面になるので、『HTMLメタタグ』を選択します。選択するとメタタグが表示されますので、それをコピーして、『設定』➡『詳細設定』をクリックで表示される、以下の場所に貼りつけてください。貼りつけたら画面の1番下にある『変更するボタン』も、忘れずにクリックしましょう。
貼り付けが完了したら、メタタグが表示されているページの左下にある『確認ボタン』をクリックします。確認ボタンをクリックして、以下の画面が出れば、サイトの登録は成功となります。
『bing・ウェブマスターツール』サイトマップ送信の仕方
サイトの登録に成功したら、次はサイトマップを送信します。
ウェブマスターツールの左側にあるメニューの中から『サイトマップ』をクリック。すると以下のような画面が表示されます。
この画面の右上にある『サイトマップを送信』をクリックすると、以下のような、サイトマップを入力する画面になります。
この画面にサイトマップを入力し、送信をクリックします。
はてなブログのサイトマップはGoogleサーチコンソールに登録した、4つのコードでOKです。ただしGoogleサーチコンソールはサイトマップのコードを入力するだけでしたが、ウェブマスターツールの場合はご自身のブログやサイトのURLの後に、サイトマップのコードを入力する形となります。
参考までに、私のサイトマップの現状はこんな感じです。
送信してすぐには成功状態にならない場合もあるので、時間をおいてから再度確認してみてください。
サーチコンソールでは『sitemap_index.xml』『sitemap.xml?page1』の2つだけしか成功状態になっていないのですが、ウェブマスターツールでは『sitemap_index.xml』『sitemap.xml?page1』に加えて『sitemap.xml』も成功状態となっています。
そして青のラインを引いた部分は、なぜだか勝手に追加されていました。この2つは最終クロールの日付が他4つとは違うし、『フィード』や『発見』という謎のワードが記載されているしで、これらに関しては今のところ意味不明です。意味がわかり次第、追記したいと思います。
bingで上位表示させるには?
私の場合はブログを開始して間もないころから、bingからの検索流入がありました。ブログ開始当初はキーワード選定などを全くやっておらず、それにも関わらず検索流入があったので、はてなブログとbingは相性が良いのだと、私は勝手に思っていますw
キーワードによってはGoogleとbingとでサジェストワードが異なる場合もあるので、レッドオーシャンであるGoogleを避け、bingに挙がっているサジェストワードで記事を書く方法も、個人的にはアリだと思っています。
検索エンジンとしてのシェアが低いとはいえ、Google検索で表示圏外になるくらいなら、bingで検索上位を取ったほうが、少ないながらも検索流入が見込めますからね。
特に雑記ブログの場合は特化ブログと比べて上位表示されにくいので、かなりニッチなワードで攻めない限りは、雑記ブログをグーグルに上位表示させるのは、至難の業といえるでしょう。
ですからbingに書けそうなサジェストワードが上がっていた場合には、そちらを選んで書いてみるといいかもしれません。
ただそうなると、「Googleとbingのサジェストワードってどうしたらわかるの?」という疑問が湧くかと思います。
そんな時には『ラッコキーワード』というツールを使ってみてください。ラッコキーワードを使えば、Googleとbing、それぞれのサジェストワードをチェックすることができます。
例えば『アフィリエイト』というキーワードを入力すると、それに関するサジェストワードがズラリと出てきます。『G』をクリックするとGoogleのサジェストワードが、『b』をクリックするとbingのサジェストワードが出てくるという、非常に便利なツールです。
もちろん無料で使えます!(私にとってはここメチャクチャ重要w)
ラッコキーワードへのリンクを貼っておきますので、よかったらご利用くださいませ。
「検索流入ぜんぜん来ないなぁ・・・」とお悩みのかたは、レッドオーシャンであるGoogleを避け、1度bingで検索上位を狙ってみてはいかがでしょうか。
「bingで上位表示されているワードがGoogleでも上位表示されるようになった」とおっしゃっているかたもおられますので、もしかしたら私にもGoogleさんが微笑んでくれるかも? という密かな期待を抱きつつ、これからもブログ頑張ります!!
それでは今日はこのへんで。コノハでした。