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言葉の上手な伝え方とは?「YESを引き出すための言い方」徹底解説

 

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 職場で「○○の資料作っておいてくれるかな」とか、好きな異性に「今度デートしてください」など、人生において、相手にお願い事をする場面は多々存在します。

 

ですが頼んだり誘ったりしたときに、断られて落ち込んだ経験がある人は多いのではないでしょうか。

 

この記事では、ある法則にのっとり言葉を作ることで、相手から「YES」を引き出す確率が上がることを説明していきます。

 

これを読めばうまい言葉の作り方がわりますので、ぜひ最後まで読んで、YESをたくさん勝ち取るための参考にしてください。

 

 

上手な伝え方のポイント① 相手の立場になって考える

多くの人は何かお願い事が浮かんだとき、その願いを漠然と口にしがちです。ちょっとした頼み事ならばそれでも引き受けてもらえるでしょうが、お願い事が大きくなればなるほど、漠然と頼むだけでは願いは通らなくなります。

 

なぜなら人は、自分にメリットがないことはしたがらない生き物だからです。大して労力をかけずにできることならば、気軽に「YES」と言ってもらえますが、それなりに労力のかかるお願いや、重大な選択をしなければならないときは、自分にメリットがなければ、なかなか「YES」とは言わないものです。

 

例えば意中の女性をデートに誘いたい場合 ただ闇雲に「デートしてください」では、よほどイケメンでトーク力のある人でない限りは、断られる可能性が高いです。

 

しかし彼女の好みをリサーチしておき、それをエサに彼女を誘うことで、「YES」と言ってもらえる確率は上がります。

 

仮にリサーチの結果、彼女が劇団四季を好きだったとしたら、「劇団四季のライオンキングのチケットもらったんだけど、よかったら一緒に行かない?」と誘えば、誘ってきた男性のことをそこまで好きじゃなくても、ライオンキング見たさに、一緒に行ってもらえる可能性は上がります。

 

女性側からしたら、「タダでライオンキングが見れるなら一緒に行ってやってもいいかな」程度の気持ちだったとしても、一緒に出かけることさえできれば、自分をアピールするチャンスができ、お付き合いに発展させることができるかもしれません。

 

デートしたいという自分の思いをそのまま口にするのではなく、相手の頭の中を想像し、相手のメリットも考えましょう。そうやって自分の願いと相手のメリットを一致させることにより、「YES」を引き出せる確率が上がるのです。

 

 

上手な伝え方のポイント② 相手を動かす5つのツボを押す

人には感情を動かされやすい5つのツボがあり、そこを押されることで、頼み事を断わりづらくなるのです。ここではその5つのツボについて解説していきます。

 

1,相手のメリットに寄せる言い方をする

これは先ほどの項目と被りますが、先ほどとは少し違った切り口で説明していきます。

 

先ほどのように、相手のことをリサーチしておけるような状態でなかったとしても、その場の状況に合わせて、相手のメリットになる言葉を加えることはできます。それによりトラブルを防ぎ、事を穏便に済ませられる場合があるのです。

 

例えば、お弁当を予約してから取りに行ったのに、待たされたら少しイラっとしますよね。「予約しておいたのになんで待たなきゃいけないんだよ」と、感じる人は多いでしょう。

 

このとき店員さんに「申し訳ありません。人手が足りず時間がかかってしまっていますので、5分お待ちください」と言われても、「人手が足りないのなんてそっちの都合じゃん」と、不快に思う人もいるのではないでしょうか。

 

この言い方を、相手のメリットに寄せる言い方に変えてみましょう。するとこのような言い方ができます。

「ただいま出来立てをご用意しておりますので、申し訳ありませんが5分お待ちください」と言われたら、出来立てのほうが美味しそうだから5分くらい待ってもいいか」という心境に、なりやすいはずです。

 

この場合のメリットは「出来立て」です。普通に謝るよりも、出来立てを食べられるというメリットを加えることで気をよくしてもらい、5分待つという行為をすんなりと承諾してもらえるようにもっていくのです。

 

2,相手の嫌いな事を避けさせる

相手の嫌がることを提示しておくことで、相手の行動を誘導できる場合があります。普通にお願いするだけではなかなか聞き入れてもらえない事でも、「嫌いな事を避ける」という心理をつくことで、願いを聞き入れてもらいやすくするのです。

 

例えば、丹精込めて綺麗に手入れをした芝生を踏み荒らされたら、嫌ですよね。でも普通に「芝生に入らないでください」と看板を出しておいても、入る人はいるでしょう。

 

世の中には、遊泳禁止の場所で泳いだり、立ち入り禁止の場所で写真を撮ったりする人がたくさんいますから。

 

ですが、「農薬の臭いが付きますので芝生に入らないでください」と書いておいたらどうでしょう。おそらく大抵の人は、入るのをやめるのではないでしょうか。農薬の臭いなんて付けたくないだろうし、もし犬でも連れていたら、犬が農薬まみれの芝を舐めたらヤバイですからね。

 

このように相手の嫌がることを提示しておくことで、相手の行動を自分の思うように誘導できる場合があるのです。

 

3,決断をさせるのではなく比較をさせる

人は何かを決断するとき、心に負担を感じます。YES or NO」だと決断しづらいことでも、A or B」にすることで、決断しやすくなる場合があるのです。

 

例えば車を買いに行ったとして、いきなり買うかどうか決めてくださいと迫られたら、いくら買うつもりだったとしても、引きますよね。

 

なので店員さんは、まずは「どんなタイプの車をお探しですか?」から入り客の要望を聞き出し、予算や用途にあった車を幾つか紹介するという手順をふみます。これにより、予算内で自分の希望に合った車の中から選択できるため、購入するという決断がしやすくなるのです。

 

そして意外に思うかもしれませんが、即決を迫ってくることってあまりないんですよ。いきなり「YES or NOを迫ると逃げられやすいことを、できる営業マンは知っているからです。ただし大幅に値切った場合は別で、「今日決めてくれればここまで値下げします!」と言われることはあります。(いつも値切る私の経験談)

 

4,承認する

人は誰しも承認欲求を持っています。「君の仕事ぶりいいね~」や、「ありがとう、おかげで助かったよ」などと言われたら、嬉しい気持ちになりますよね。このように相手の承認欲求を満たしてからお願い事をすると、断られる確率が下がります。褒められていい気分の時には、ついつい引き受けがちになるのでしょう。

 

例えば職場の先輩に、「新しいイベントの企画書、○○君書いといて。なる早で頼むわ~」といきなり言われたとしたら、よほど暇じゃない限りは「えー、なんで俺なんだよ」って、言いたくなりますよね。

 

ですがこのお願い事をされる前に、自分のことを承認されまくったとしたらどうでしょうか。

 

「この前○○君の出した企画書がすごい評判よくてさ、上層部がみんな君の名前出してきて、どうしても○○君の企画でいきたいって言ってるんだよね。社長もぜひにと言ってるんだけど、いつならできる? なるべく急いでほしいんだけど・・・」という言い方をされたらどうでしょうか。

 

「俺は期待されている!この部署のエースは俺だ!」と気分が高揚し、引き受けてやろうじゃないかという気持ちになりやすいはずです。

 

このように人は自分が承認されることで気をよくしたり、やる気をだしたりするのです。これを上手く使ってお願い事をすれば、「YES」を引き出せる確率はグっと上がるでしょう。

 

5,共同でやる

「自分だけがやらされている」という状況に、反発を感じやすい人は多いものです。ですから相手を動かしたいと思ったら「一緒にやらない?」と声をかけるのが効果的。「自分もやるからあなたもやらない?」と言われて断ると、嫌な奴になってしまうため、断りづらくなるのです。

 

例えば家の掃除を旦那さんに頼みたいとき、「もー、なんでぜんぜん家事やってくれないのよ。私だって仕事行ってるんだからお風呂掃除くらいやってよね」と言ってしまうと、機嫌を損ねやすくなってしまいます。

 

それよりも「私がトイレ掃除をするからあなたはお風呂掃除してくれない?」などと言って頼めば、旦那さんも快く引き受けてくれるのではないでしょうか。

 

ここの項目で紹介した5つのポイントは、単体で使うだけでなく、組み合わせて使うとさらに効果的です。今回は「承認」と「共同」を組み合わせて頼んでみようとか、シチュエーションに合わせて応用してみてください。

 

 

上手な伝え方のポイント③ 強く印象に残る言葉を作る

相手を動かす5つのツボがわかったところで、「でもどんな言葉でツボを押せばいいのかわからない」と感じる人もいるかもしれません。ツボがわかったところで、上手い言い回しが浮かばないこともありますよね。ここではツボが刺激されるような、強く印象に残る言葉の作り方を説明していきます。

 

印象に残る言葉の作り方1,キャッチーな言葉を加える

ビックリマークや感嘆符を付けるだけで、言葉の雰囲気が少し変わりますよね。言葉の上や下にちょっとした言葉を付け足すことで、言葉に力を与えたり、言葉が際立ったりするのです。

 

例えば、JRCMを思い出してみてください。あのCMは、京都へ行きたくなるよう促すのが目的です。

・京都に行け➡感じ悪い
・京都に行きましょう➡ちょっとお堅い感じ
・京都に行こう➡悪くはないが普通すぎる
・そうだ、京都へ行こう➡そうだな、行ってみるか!

 

ここに挙げた4つの中で、最後の「そうだ、京都へ行こう」が、1番気持ちがそそられませんか。それはきっと、「そうだ」という言葉をつけることにより、いろいろな思いを搔き立てられるからではないでしょうか。

 

「そういえばしばらく行ってなかったな。修学旅行以来だから久しぶりに行ってみたいな。今月末に有休取れそうだし、そうだ、京都へ行こう!」と、思ってもらいやすいと思うのです。「そうだ」をつけるだけで、言葉を印象付けることに成功しています。

 

このように強調したい言葉に合うワードをくっつけることで、言葉の力が何倍にも強くなることがあるのです。言いたいことがあるとき普通に伝えるだけではなく、ここぞというときには、キャッチーな言い回しを考えてみてはいかがでしょうか。

 

印象に残る言葉の作り方2,ギャップのある言葉を作る

ただ単に「△△なんだ」と伝えるよりも、「○○じゃない、△△なんだ」といった具合に、最初は否定から入ることで、後から来る言葉をより際立たせることができます。

 

この手法が使われた超有名なセリフが、『踊る大捜査線』のあのセリフ。「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」このセリフ、強烈なインパクトを与える名ゼリフとなりましたよね。

 

もしこれが、「事件は現場で起きてるんですよ、わかってますよね」だったとしたら、あそこまで強烈なインパクトはなかったはず。

 

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ」とすることで、事件は現場で起きているのだから、現場を知らないキャリアがグダグダ口だすんじゃねぇよという、現場刑事の強い気概を見事に表しているのです。

 

もう一つの例としては、オバマ大統領が大統領選挙に当選したときのセリフも有名です。当選演説をした際のオバマ大統領のセリフにも、この「○○じゃない、△△なんだ」が使われていました。 

 

オバマの勝利に沸く支持者たちの前でオバマ大統領が言ったセリフがこちら。「これは私の勝利ではない。あなた方の勝利だ」

 

このセリフによって、オバマ大統領はますます支持者の心を掴みます。私たちの気持ちをわかってくれて、代弁してくれる人が大統領になったと、群衆は歓喜したのです。

 

これを普通に「皆さんありがとう、皆さんのおかげで勝つことができました!」だと、ちょっとインパクトに欠けますよね。ああいった大事な場面で喋るときのセリフは、きちんとした法則にのっとり、インパクトを与え群衆の心を掴むよう、計算されて作られているのです。

 

この法則にのっとり言葉を作る場合、まずは言いたい事を考えます。そして次に、その逆の言葉を考えます。

・言いたいこと➡このカレーはものすごく美味しい

・逆の言葉➡その他のカレーはマズイ

この2つをつなぎ合わせて「他の全てのカレーがマズイと感じるほど、このカレーは美味しい」となるわけです。

 

どうですか。普通に「こんな美味しいカレー食べたことないです」と言うより、美味しさが強調されますよね。このように最初否定から入ることで、次に来る言葉を際立たせることができるのです。

 

重要な場面での演説や、プレゼン用の資料などで協調したい文章がある場合など、この手法を使ってみてはいかがでしょうか。

 

印象に残る言葉の作り方3,体の反応を入れる

言葉の中に「喉がカラカラ」だとか「頭の中が真っ白になった」など、体の反応を入れることで、共感を得やすくなります。体の反応は誰しも経験したことがあるため想像しやすく、共感しやすいのです。

 

例えばライブの感想を聞かれたとき、「メッチャ盛り上がって最高でした」だと普通ですよね。それよりも「喉がカラカラになるほどみんな叫んでいて、最高に盛り上がりました」のほうが、盛り上がった雰囲気が伝わってきませんか。

 

もう一つ例を出すと、ただ「緊張した」というだけよりも、「頭の中が真っ白になって言葉が出なくなるほど緊張した」と言うほうが、緊張感が伝わりますよね。

 

このように「体の反応+言いたい事」とすることで、より強い印象を残す言葉となるのです。

 

印象に残る言葉の作り方4,リピートする

ヒットソング の多くは、歌詞が繰り返しになっています。繰り返すことにより言葉が耳に残りやすく、またリズム感が出るからです。

・童謡のチューリップ➡さいたさいたチューリップの花が

AKB48➡会いたかった会いたかった会いたかった君に~

森山直太朗➡さくらさくら今咲き誇る

ゴールデンボンバー➡女々しくて女々して辛いよ~

 

このようにヒット曲の中には繰り返しになっている曲が多く、古くは松尾芭蕉の俳句に「松島や ああ松島や 松島や」という俳句もあるくらい、リピートは言葉に力を与える方法として、古来から使われていたのです。

 

特に印象に残したいセリフは、リピートしてみるといいかもしれません。「愛してるんだ」の3連発とか、意外とウケるかも!

 

印象に残る言葉の作り方5,クライマックス話法

 クライマックス話法とは、「これだけはおぼえておいてほしいのですが」とか「ここが最も重要な点なのですが」とか「ここだけの話なのですが」などの前振りをしてから、話しをすることです。

 

これらの前振りをふることで、そのあとの言葉に重みを持たせ、この話はとても重要なことなのだという認識を強くさせます。

 

「ここだけは覚えておくように」とか、学校の先生などがよく使いますよね。多様すると重みが薄れるので意味がないですが、本当に覚えておいてほしいことを話す前にクライマックス話法を使うのは、とても効果的です。

 

私みたいな勉強嫌いな者でも、「ここだけは覚えておくように」と言われた箇所は、最低限テスト前とか勉強していきましたから。教える立場の仕事に就いている人や、子供に何かを教えるときなど、クライマックス話法は有効的といえるでしょう。

 

 

 

印象に残る言葉を使って言葉を上手に伝えよう!

 今回説明した法則にのっとり考えることで、印象に残る言葉や相手に伝わりやすい言葉は作ることができます。手順を踏んでツボを押さえ、そのツボを印象に残る強い言葉で刺激することにより、相手に上手く伝えることができるのです。

 

そしてその結果として、相手から「YES」を引き出せる確率が上がるというわけです。「YES」を引き出せる場面が多くなれば、仕事でもプライベートでも上手く事が運び、充実した人生が送れることでしょう。

 

今回書いた内容は、2013年から売れ続けているベストセラー『伝え方が9割』という書籍を参考にしています。

 

この本に書いてある内容をしっかりと把握し、その場の状況に応じて伝え方を工夫できるようになれば、あなたの人生はきっと変わります。そう、伝え方次第で人生は変えられるのです。

 

この記事を私は、本を紹介するために書いたのではありません。私のブログを読んでくれた人の人生が、今よりも素晴らしいものになればと願い、書いたのです。皆さまの人生が、素晴らしいものになればとの願いを込めて。(さっそく手法を取り入れてみたw)

 

最後ちょっとジョーダンっぽく書いちゃいましたが、この本に書いてある方法は、本当に使えますよ。私はここに書いてある手法を駆使して、チャットのお客様にメールを書き、常連様を掴んだと言っても過言ではありませんから。(他にも参考にした本はありますが)

 

伝え方に少し工夫するだけで、相手の反応は本当に変わります。ぜひ皆さんも、できるところから取り入れてみてください。

 

それでは今日はこのへんで。コノハでした。

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