数日前ある人と食事に行ったことで、トラブルが起きました。そのことがここ数日、私の頭の中を支配しています。
新しい仕事が始まるので、そのために読まなくてはならない資料がたくさんあるのに、ぜんぜん集中できません。
他のことをしてもどうせ集中できないので、だったらいっそのこと、この件をブログに書くことにしました。(本当はIIJmioの通信速度について書くはずだったのに)
今回はタイトルの通り、「男女の友情」がテーマとなったお話です。興味のあるかたは、よかったら読んでみてください。
*話の流れ上、少しばかりエロ系要素を含みます。そういったお話を不快に思うかたは、読むのをお控えくださいませ。
K君との出会い
チャットレディのお仕事を通じて仲良くなったK君。
K君は明るくて前向きで自信満々で生きている、私とは対極の人間です。
希望の大学へ進学しやりたかったお仕事に就いて、適齢期で結婚をし子供を授かってと、順調に人生の階段をのぼったK君。そんな順風満帆な人生を歩んできたK君でしたが、あるとき嫁ちゃんから離婚を突き付けられます。
「他に好きな人ができたから別れてほしい」という嫁ちゃんの願いを受け入れ、K君は離婚に応じました。
そしてK君は、離婚による寂しさからライブチャットにハマり、私と出会ったのです。
私はお客さんと会話をしているとき、この話題をどう展開させようか、そろそろ次の話題をふったほうがいいのかなど、頭の中は常にフル回転です。
話した内容をしっかりメモし、そのメモをもとにその人が好みそうな話題を常にストックしておきます。こうした地道な努力により会話が弾んで、何時間もおしゃべりが続けられるのです。
地道な努力なくしてロングチャットは不可能だと思っていた私ですが、K君との会話には、地道な努力は必要ありませんでした。話したいことを話しているだけで、勝手に会話が弾むのです。
「相性がいいってこういうことなんだろうな」と、私はK君に好感を持つようになります。
K君も同じように思ってくれていたのか、「しょーもない話題でこんなに会話が弾む相手初めて!konohaと話してると楽しい!何時間でも話していられる!!!」と言ってくれました。これ言われたとき、メッチャ嬉しかったな。(≧▽≦)
月に2~3回ロングチャットをする関係性が3年ほど続いたある日、私は仕事の相談をしたくて、K君に電話番号を教えてほしいとお願いしました。
チャットで相談することもできましたが、お金をもらってチャットをしているのに、ガチの相談をするのは厚かましすぎると思い、電話で話せればと思ったのです。
K君はすぐに電話番号を教えてくれて、これを機にLINEメッセージのやり取りもするようになり、あるとき食事に誘われました。
食事に誘われたことは嬉しかったのですが、私はいかんせん自分に自信がありません。
- パソコンの画面越しに見る私と実物とのギャップに、ガッカリされるかもしれない
- 実際に会うと緊張して上手くしゃべれないかもしれない
こういった不安から、行くべきか行かざるべきかさんざん悩みましたが、会うことへの不安よりも、会ってみたい気持ちのほうがわずかに勝っていたため、思い切って会ってみることに。
「OK」の返信をしたものの、ヘタレな私はその日が近づくにつれ緊張からか、胃の痛みや吐き気を感じるようになりました。
「やっぱり無理だぁ~、断ろう。断って楽になろう」と弱音をはく私と、「断っちゃダメ!K君と友達になりたいんでしょ!だったら頑張らなきゃ!!」と、自分を励ます私。
「断ろう」VS「頑張ろう」の葛藤は毎日のように続きましたが、断りを入れることなく、なんとかその日を迎えることができました。
順調!順調!
そうしてやってきた食事の日。胃の痛みと吐き気に見舞われるほど緊張していましたが、もう行くしかない。
メイクよーし!!
洋服よーし!!
会話のシュミレーションよーし!!
いざ出陣じゃ~~!!!!!
お店に到着し、待つこと10分。K君がお店に入ってきました。
席についている私を見つけるとニコっとしてくれて、その顔をみて、緊張がフワっとほどけるのを感じました。
緊張がほどけたからなのか、「お待たせ。いちおう初めましてになるのかな?」と話しかけてきたK君の言葉を、私は全無視。
そしてK君の顔をジーーーっと見つめて、「やっぱり似てるよね~」と、話しかけたのです。(K君はワンオクのTakaに似ていてチャットでもその話をしていたので)
会話のシュミレーションノートでは、「まず挨拶をし誘ってくれて嬉しかったことを伝える」➡「まだ6時に出社させられてるの?と仕事の近況を聞く」➡「A君が働いている〇〇業界の最近の動向について語り合う」となっていたのに、私、全部すっ飛ばしました。
私「パソコンで見るより実物のほうがさらに似てるかも!」
K「でもWasted NightsもRenegedesもHeartacheも歌わないから!!」
私「じゃあwherever you are歌って」
K「あれはホンット無理」
私「wherever you are知ってるんだ?」
K「後輩がカラオケで練習してたの聞いてたから知ってるけど、俺は絶対無理」
私「なんで?」
K「だって歌詞が恥ずかしいじゃん。LoveSong系ってさ、歌詞が恥ずかしくない?後輩が彼女と一緒に行ったとき歌うとかで練習しててさ、よくやるな~って感心した」
私「心から愛しいひと~、心から愛せるひと~とかが恥ずかしいわけね。確かに冷静に考えるとなかなか恥ずかしいこと言ってるね」
K「でしょ~!!!」
いや~、しょっぱなから順調でしたね。全くギクシャクすることなく、変な間が空くこともなく、いつものノリでいつもの私たちでした。シュミレーションノート、要りませんでした。
ダラダラと3時間以上しゃべっていると、周りのお客さんたちがいなくなっていたので、「私たちもそろそろ帰ろうか」となりました。
私がトイレに行っている間にK君がお会計をすませてくれていたので、お礼を言いつつお店を出ながら、「楽しかったな。来てよかったな」と、私はとても良い気分でした。
ところがこのすぐあとK君のある発言によって、楽しい気持ちはぶち壊されることとなるのです。
「ホテル行かない?」と誘われる
駐車場でしばし立ち話をしたあと、「今日はありがと、楽しかった。また誘ってね!」と帰ろうとした私にK君は、「今からちょとだけホテル行かない?」と言ってきたのです。
私「えっ?ホテルってもしかして…、ラブホテルのこと?」
K「うん!!」
私「行かないよー--。なにいってんの?」
K「ちょっとだけ行かない?30分だけでいいから!!」
私「30分ホテル行って何するの?」
K「ちょっとだけイチャイチャしたいかな~と思って…でも嫌ならいいよ。konohaが嫌がることするつもりないし、嫌なら断ってくれて大丈夫!!」
私「行くわけないじゃん。少しは空気よんでよね!!!」
K「ウソ?俺、空気よめてない?」
私「どう考えてもよめてないでしょ。もう帰るね。バイバイ」
帰り道、車を運転しながら「話してると楽しいから会いたいと言ってくれたのはウソで、ただやりたいだけだったのかなぁ…」と、私は悲しい気持ちになりました。
電話でバトル
K君はただやりたいだけだったのか?家に帰ってからもずーっとそのことを考えてしまい、私の心は沈んでいました。
そんな私の気持ちにはおかまいなしで、「またゴハン行こうね」と、K君からLINEが…。
悲しい気持ちとムカツク気持ちが入り混じり、返信する気分ではなかったけれど、嫌味のひとつでも言ってやりたくて、「EDになったら誘ってね」と返しておきました。
その後もK君からLINEがきましたが、返信する気になれず無視。
するとこんなメッセージが届きます。
「謝るとこそこじゃねーし」と思いながらも、「長すぎず短すぎず丁度いい感じに調節できるから」って、何アピールだよ…と、不覚にも大爆笑。
やっぱりK君、いいキャラしてるわ~。このままけんか別れするのは惜しい。そう思った私はK君にLINEをし、「謝るポイントがずれているよ」と指摘しました。
私からの指摘を受け「文章のやりとりだと誤解が生じるかもしれないしぶっちゃけ打つの面倒だから、あとで電話する」と、K君。
そして翌日、K君から電話がかかってきました。
K「30分だけって言ったこと怒ってるわけじゃないんだ?」
私「それ以前の問題なんだけど」
K「じゃあ~~、初回でホテルに誘ったのがまずかった?」
私「まずいという認識はあったんだね」
K「俺的にはまずいと思ってないけど、¨初回でホテル誘うのNG的なルール¨が世間にあるのは知ってる」
私「なんで思わないの?そこはまずいと思わなきゃダメでしょ」
K「だって別に無理矢理連れて行こうとしたしたわけじゃないじゃん。嫌なら断ってくれていいって選択し与えてるんだから、そんなにダメじゃなくね?そもそも初回NGって誰ルールよ?」
私「誰ルールかなんて知らないよ。でも世間一般では初回NGってことになってるの。あと初回どうこう以前に、付き合ってもないのに誘うのがそもそも間違ってるんだって!!」
K「じゃあちゃんと付き合おう」
私「じゃあってなんなのよ。やりたいからとりあえず付き合うみたいに聞こえるんだけど?私悲しかったんだから。一緒にいて楽しいって言ってくれて嬉しかったのに、実はただやりたいだけっだったのかなって思って、悲しかったんだよ」
K「ただやりたいだけなわけないじゃん。そこは察してよ。あんまお金のこと言いたくないけどさ、俺konohaとのチャットに余裕で100万以上使ってるじゃん。ただやりたいだけならそんなにお金使わないって。お金だけじゃなくて時間だって使ってるわけだしさ、そこんとこ察してくれないかな」
私「察することできなくてゴメンだけど、いきなりホテル誘ってくるのはデリカシーなさすぎだから、そこはK君が悪いよ」
K「わかった。配慮が足りなくてゴメン」
私「あともうひとつ言っておきたいことがあるんだけど、私K君とお付き合いしたいわけではなくて、お友達になりたいんだ!!」
K「・・・・・・・お友達って、なにいってんの!?男女がお友達になれるのなんて、せいぜい小学生まででしょ」
私「なにいってんのはこっちのセリフだよ。気が合えば男女とわずお友達になったっていいじゃん。お友達のなにがいけないの?」
K「だってお友達ってSEXしないやつでしょ?」
私「なにその言い方。やっぱりただやりたいだけじゃん」
K「そりゃやりたいよ。SEX嫌いな男なんている?」
私「あぁー、開き直ってる。サイテー」
K「そうじゃなくて、手当たり次第に誰でもいいからやりたいわけじゃなくて、好きな人できたらその人とやりたいと思うのが、男だったら当たり前だってこと」
K「じゃあ逆に聞くけど、俺に彼女ができてもいいの?俺に彼女できても悲しくないの?」
私「彼女ができて全く話せなくなっちゃったら寂しいなって思うけど、たまに会って話しできたらそれでいいよ」
K「俺ってたまに会えればいい程度の男なんだ…」
私「そーゆう言い方すると変な感じになっちゃうじゃん。そーじゃなくて私はK君とずっと友達でいたいと思ってるし尊敬もしてるから、K君に彼女ができたとしても、彼女も含めて仲良くできたら理想かなぁ…」
K「それって3Pオッケーってこと!?」
私「はぁ~?なにそれ、サイテー」
K「冗談にきまってるじゃん。冗談だって」
私「今そーゆー冗談いらない」
K「だよね」
私「もぉ~~、K君が変な冗談いうから話がぜんぜんまとまんないじゃん。とりあえずいったん電話きろう。もう疲れた」
K「だね。俺も疲れた」
会話の内容を全部書くとメチャクチャ長くなるので、端折って書きました。長くなる以前の問題として、会話の内容にエロ系要素を含み過ぎていて書けませんが。(アダルトな内容は、はてなとアドセンスの規約違反になります)
実際には「男女の友情はアリかナシか論争」や、「ヤリタイというのがいけない事なのか論争」や「友達の定義とは何なのか論争」なども繰り広げています。
お互い理屈っぽくてどっちも引かないから、話が長引いて…、気づけば4時間以上話し続けていたのでした。
まとめ:悪いのは私だよね
ホテルに誘われたことを不快に思っていましたし、電話で話したときも自分の主張を通そうとして、アレコレ言い返してしまいました。
ですがK君との事の顛末をこうして文章にしてみて、冷静に考えてみると、こじれてしまった根本的な原因は、私にあると気づきました。
私、ズルイですよね。
ずっとボッチは辛いけど、かといって他人とガッツリ絡むのはキツイと思ってて、だから深い関係にはなりたくないんです。
得にK君みたいなタイプとガッツリ絡むのは、私みたいな最弱人間には荷が重い。K君の行動力に振り回され疲弊する、自分の姿が目に浮かぶのです。
K君は日ごろから「やれない理由やできない言い訳をウダウダ言ってたって時間の無駄じゃん。それよりもどうすればできるのかを考えたほうがいい」とよく言っていて、常に前向きな人です。
過去の後悔や未来への不安からネガティブな発言をする私に対して、「考えても解決しないことで悩んだり後悔するのはやめな。悩むのは悪いことじゃないけど、悩むよりもどうしたら良くなるかを考えるほうがいいよ。過去のことなんてどうにもならないし、どうにもならないことを考えて脳を疲労させちゃダメ。脳が疲労するとパフォーマンス下がるから」と、軽くお説教をされたこともあります。
正論すぎて反論のしようもなかったです。(心の中で、それができない弱いダメ人間もいるんだよと、呟きはしましたが)
K君の明るいところ、前向きなところ、愚痴や弱音をはかないところ。そんな人間としての強さに、私は惹かれたのだと思います。
ですが自分とはあまりにもかけ離れた人間すぎて、お付き合いするとかそういった対象としては、とても考えられません。
たまに会って元気や前向きさをわけてもらいたい。非常にズルイ考え方ですが、それが今の私の正直な気持ちです。
そもそも自分と正反対の人と友達になりたいと思ったのが、間違いだったのかな……。
友達でいたいというのは私のワガママで、それを押し付けるわけにはいかないので、私からは連絡せず、K君からの連絡を待ちたいと思います。
もし何も連絡が来なければ、それが答えなのでしょう。
あと最後に言っておきたいことがあります。
私はライブチャットを通じてK君と知り合い、実際に会うことになりましたが、ライブチャットは決して出会い系サイトではありません!!
あくまでも¨チャットをして¨楽しむ場所です。
出会い系と勘違いされているお客様もいらっしゃり、そのことを迷惑に感じているチャットレディさんも多いと聞きます。
たくさんお話して信頼関係が築けた結果として、リアルで会うケースもなくはないですが、それはあくまでもたまたまそうなっただけであり、最初からそれを狙うのは間違いです。
「たくさんお金を使ってやったのに会ってくれないなんて…」と文句をいったり、しつこくリアルを迫ったりするようなことは慎んでくださいますよう、よろしくお願いいたします。
「¨チャットレディ¨って何ぞや?」と思ったかたは、よかったらこちらの記事もチェックしてみてください。
それでは今日はこのへんで。コノハでした。