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アマゾンの在宅勤務はきついのか?を現役オペが調べてみた!

 

私は現在、某コールセンターに所属し、在宅勤務で受電オペレーターをしています。

ここで仕事を始めてから半年以上が経過し、仕事には慣れてきましたが、このコールセンターで長く働くつもりはありません。

なぜなら今所属しているコールセンターは、業務委託の形でしか働くことができないからです。

業務委託ですと国が定める最低賃金が適用されませんし、週20時間以上働いても社保に加入できません。加えて有休ももらえません。

ですからある程度職歴を作ったら、他へ移るつもりです。

コールセンターの在宅化はコロナを機に急速に進んではいますが、「研修期間は出社」という通販会社やコールセンターが、まだまだ多いのが現状です。

その点アマゾンなら面接も研修も全てオンラインで完結するため、以前からアマゾンのコールセンター業務には興味を持っており、情報収集をしていました。

アマゾンのコールセンターでの仕事は「きつい、離職率が高い」と言われていますが、本当にキツイのかどうか、情報をまとめつつ検証してみたいと思います。

 

 

 

アマゾン在宅勤務の職種

アマゾンの在宅勤務においての職種は以下の3つ。

1.購入サポート

2.配送サポート

3.デジタルサポート


それぞれ解説していきます。

 

1.購入サポート

購入サポートの仕事は、Amazonプライムのサービスや、登録情報などについてのお問い合わせに対応することです。

また配送に関するお問い合わせやAmazonのデバイスに関するお問い合わせなどを、該当するチームに引き継いだり、橋渡しをしたりすることもあります。

お問い合わせの例としては、以下のようなものがあります。

「注文した商品を変更したいのですが、どうしたらよいですか?」

「商品にキズがついていたので、交換してもらいたいのですが」

「届け先の住所変更の仕方を教えてください」

「ログインできないのですが、どうしたらよいですか?」

 

2.配送サポート

配送サポートの仕事は、Amazonの自社配送サービスに関するお問い合わせに対応することです。

購入したお客さんからだけでなく、配送ドライバーからの問い合わせにも対応します。

商品をスムーズに配送できるよう、お客とドライバー双方のサポートをするのが、配送サポートの仕事です。

お問い合わせの例としては、以下のようなものがあります。

客「まだ商品が届かないのですが、今どこにありますか?」

客「置き配の設定について確認したいのですが」

ド「配達先の住所が見つからないのですが、どうしたらよいですか?」

ド「専用端末の入力を間違えてしまったのですが、どうしたらよいですか?」

 

3.デジタルサポート

デジタルサポートの仕事は、Kindle、Echo、Fire TVなどのデジタル機器や、Prime VideoやPrime Musicなどのデジタルサービスに関するお問い合わせに対応することです。

お客さんと同じ画面を見ながら対応したり、同じ機器を操作したりしながら、お客さんと一緒に問題解決に取り組みます。

お問い合わせの例としては、以下のようなものがあります。

「Fire TVがうまく接続できなくて困ってるんだけど」

「Prime Videoのアプリが動作しないのですが、どうすればよいですか?」

「本を買うつもりが間違えてKindleの電子書籍を買ってしまったので、返金方法を教えてほしい」

「Amazon Musicの内容について教えてください」

 

アマゾン在宅勤務の勤務時間と休日

1.購入サポート

2.配送サポート

3.デジタルサポート


アマゾン在宅勤務の職種には、上記の3種類があります。時期によっては募集していない職種もありますので、気になるかたはアマゾン公式の募集サイトを、マメにチェックするのが良さそうです。

ここでは、履歴書・職務経歴書の提出が不要かつ「短時間勤務」と「フルタイム勤務」が選べる¨配送サポート¨の勤務時間と休日を紹介します。

短時間勤務の場合

■勤務形態:短時間勤務(1日4時間/週20時間)

■シフト:①6:00-14:00 ②18:00-24:00
 上記時間帯の中で、1日4時間で周5日勤務。勤務時間や曜日は、会社指定のシフト制(勤務時間や曜日は事前に会社側で指定する、原則1カ月単位の固定シフト)。また繁盛記や緊急時には、シフトが変更になる場合あり。

■休日・休暇:月9~11日間/年間120日

 

フルタイム勤務の場合

■勤務形態:フルタイム勤務/実働8時間×週5日

■シフト:①18:00-03:00(8時間/日) ②08:00-24:00(8時間/日) ③18:00-09:00(8時間/日) 休日は会社指定シフト

■休日・休暇:月9~11日間

 

アマゾン在宅勤務の給与

ここでは、アマゾン在宅勤務の給与を紹介します。

ここでも、履歴書・職務経歴書の提出が不要かつ「短時間勤務」と「フルタイム勤務」が選べる¨配送サポート¨の給与を例に挙げます。

短時間勤務とフルタイム勤務とで給与に違いがありますので、それぞれ紹介します。

 

短時間勤務の場合

■時給1,200円(月末締め、翌月25日支払い)

■残業代別途、全額支給

■深夜勤務手当:22:00-翌5:00までは25%upあり

■時間外勤務手当:25%upあり

■休日勤務手当:35%upあり

 

フルタイム勤務の場合

①18:00-03:00(8時間/日):時給1,500円

②08:00-24:00(8時間/日):時給1,300円

③18:00-09:00(8時間/日):時給1,500円


■契約満了時ボーナス50,000円(支給要件あり)

■月末締め翌月25日払い

■残業代、別途全額支給

■深夜勤務手当(22:00-翌5:00までは25%upあり)

■時間外勤務手当(25%upあり)

■休日勤務手当(35%upあり)

 

アマゾン在宅勤務の待遇・福利厚生

■正社員登用制度(ポジションや雇用形態による)

■昇給制度(正社員登用後)

■社会保険完備(アマゾンジャパン健康保険組合、厚生年金、雇用保険、労災保険)
 *加入必須

■社員割引購入制度(アマゾンショッピングサイト10%割引)

■会員制福利厚生制度(ポイント付与/年間最大20,000円相当)

■慶弔休暇、慶弔金支給

 

アマゾン在宅勤務の雇用形態と契約期間

ここでは、アマゾン在宅勤務の雇用形態と契約期間を紹介します。

今回は「配送サポート」と「購入サポート」を例に挙げて紹介します。

まずは配送サポートの短時間勤務の場合。

■雇用形態:契約社員

■契約期間:6ヵ月(使用期間なし) 一定条件で更新あり(1回まで) 正社員登用制度あり

 

後の項目でも触れますが、アマゾンでは多くの場合、契約更新が1回しかされないようです。そのため条件をクリアし1年以内に正社員にならないと、長期で働くことは難しいのだとか。

仕事内容のことだけでなく、こういった条件面の厳しさも、アマゾンの在宅勤務が「きつい」と言われる要因かもしれません。

次に配送サポートのフルタイム勤務の場合。

■雇用形態:【短期】契約社員

■契約期間:約5ヵ月


時期によっても違うのかもしれませんが、私がチェックした際には、配送サポートのフルタイム勤務は、契約期間が短期ものもしかありませんでした。

次に購入サポートの場合。

■雇用形態:契約社員

■契約期間:6ヵ月(使用期間なし) 一定条件で更新あり(1回まで) 正社員登用制度あり


購入サポートも契約期間は6ヵ月で、更新は1回となっています。長く働くには、やはり正社員に登用される必要がありそうですね。

 

 

実際にアマゾンで在宅勤務をしていた人の口コミを紹介

アマゾンで実際に在宅勤務をしていた人の感想、気になりますよね。

ここでは

  1. 求人サイトindeed
  2. 転職系口コミサイトの転職会議
  3. yahoo知恵袋
  4. 書籍


上記の4つから、実際に働いていた人の口コミや感想を紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

 

indeedの口コミ

indeedでアマゾン在宅勤務に寄せられた口コミは300件以上。星の数は私がチェックした時点では2.8でした。(満点で星5つ)
多数の口コミの中から、比較的新しいものを4つ紹介します。

2023年5月8日 星3

クレームが多く、ホットなお客様を明るく納得させる話術が必要です。PCスキルに加えて数多くのポリシーを把握する必要があるので、なかなか大変でした。

対応中に自分の声以外の音は入らないようにする必要もあり、周囲の音が騒がしい時などは、お客様に聞こえていないかと不安になったりと気苦労もあります。対応で感謝されることもありますが、怒って電話してくる方が大半ですので、覚悟して勤める必要があります。


ホットなお客様というのは、要するに「怒っている」ということでしょうね。テレオペ業界では、怒って電話をかけてくる人のことを、「温度高め」と表現する人も多いです。

「怒って電話してくる人が大半」と書かれていますが、「デジタルサポート」でもんな感じなのですかね。個人的には、デジタルサポートは怒ってかけてくる人はそこまで多くなさそうなイメージですけども…。

どこの窓口でやっていたかも書いてもらえると、より参考になっていいのになと思います。

2023年4月5日 星1

縦にも横にも繋がりが薄いため、職場環境のストレスは、最小限の職場かと思われます。職場の人間関係に悩まされることはないため、そういった心配はございません。

客質は最低です。様々なコールセンターを経験しましたが、ここより悪い職場を私は知りません。ユーザー数を考えると仕方のないことなのかもしれませんが、モンスターガチャを繰り返し行う業務です。


職場の人間関係に悩まされることはないといった口コミは、この他にも幾つか目にしましたので、その点は魅力的ですね。人間関係、職場によってはかなり面倒なところもありますから。

ですが、「客質は最低です」と言い切っているのを見ると、怖いですね。ユーザー数が膨大なので、ユーザーの民度もかなりピン・キリでなのでしょう。キリばかりひいてしまうと、メンタルやられてしまいそう。

2022年9月3日 星5

ヤル気になれば成長できる会社。外資らしく、福利厚生も充実している。部署によって契約社員と正社員にわかれているので、習うのであれば正社員の部署を。


星5をつけている人は少数派でしたが、中にはアマゾンの在宅勤務に好印象を持っている人もいるのだとわかり、ちょっと安心しました。

コールセンターの仕事は合う合わないが他の仕事よりもはっきり分かれると言われていて、合う人ならば、何年も続けられるようです。

2022年11月7日 星3

おいていかれる。なかなか膨大な量。研修中も社内用語をばんばん使われ、よくわからないことも多い。教え方が上手い下手あるだろうが、脱落者でます。


「覚えることが多い」と言った口コミは、この他にも多く見られました。配属される部署にもよるとは思いますが、購入サポートやデジタルサポートなどは、覚えることが多そうなイメージです。

ツールの使い方なんかも難しいのかな…。暗記力があまり良くない人は、たくさん自習をしないと、ついていくのはきつそうですね。

 

転職会議の口コミ

出典元:転職会議


上記の画像の通り、転職会議にはアマゾンの口コミが、千件以上も寄せられています。

ここではコールセンター業務の参考になりそうな口コミを5つ紹介します。

他にも参考になる口コミが多数載っていますので、気になるかたはサイトへ飛んでチェックしてみてください。下記から転職会議へ飛べます。

 

【良い点】
時短勤務の在宅ワークで勤務していました。在宅での仕事のため、コロナウィルス等を気にせずに働けたので、とても良い環境だったと思います。福利厚生も充実していて困ることは何一つなかったです。

【気になること・改善したほうがいい点】
退職を考える決め手になったのは、クレーム対応による精神的苦痛です。仕事としては良い点ばかりだったのですが、常にクレームに怯えて電話を待ち続けなければならないのが精神的にきつかったので退職しました。

投稿日:2022/08/03 星4


時短で勤務できる点は、育児や介護などでフルタイムが難しい人にとっては、嬉しいポイントですね。「福利厚生も充実していて困ることは何一つなかった」と、働く環境は問題なかったようですが、やはりクレームがきついようですね……。

 

【良い点】
ありません。アマゾンというGAFAブランドがあまりに強大で魅力に感じ、契約社員からでもと入社しました。

【気になること・改善したほうがいい点】
正社員登用制度あり、を前面にうたっていながら1,100円から最短半年後に成績良好者かつ勤怠成績に問題がなく正社員になれたとしても、時給ペースの月給社員との説明が研修後にあった。最大でも時給換算で1,400円程度。つまり月額23万以上は昇給なし。正社員登用のエサで釣っている印象を受けました。

かなりコールセンターの中でもハイペースで人が辞める。それだけの理由がやはりあるなと思います。登用制度に騙されてはいけない。

他の部署の契約社員採用なら、そこから派遣でも1,400円以上や1,900円のものまであるのに、カスタマーサービスの部署は少し異常に感じる。外資でこんな待遇で採用してるとこは他にはないと思います。またクレーマーが物凄い。お客様相談室での仕事と思ったほうが納得がいくくらい、クレーム案件が多すぎる。

投稿日:2022/08/27 星1


アマゾンでのコールセンター業務以外の部署の口コミも、転職会議には多数掲載されており、それらを見ると、やはりコールセンターの時給は安いと、私も感じました。コールセンター業務以外の部署ですと、年収600万円以上もけっこう見かけましたから。

コールセンター業務はこれといった資格や経験がなくてもできる仕事ですから、他の部署よりも賃金が安くても仕方ないのかもしれません。ですがアマゾンはクレーム対応も多いですから、その点をもう少し考慮した時給設定にすべきかと。(このかたが勤務していた頃よりも現在はMAX時給は上がっています)

 

【良い点】
良い点は探しても特にないですが、スパっと辞めれることくらいです。

【気になること・改善したほうがいい点】
CSについては退職者があまりにも多すぎますが、会社としては辞めたら次を採用すればいいという感じで、使い捨てのように感じました。

仕事はスキルごと(交換返品/デジタル関連/配送関連)などにいくつか分かれており、それぞれスキルをいくつか保有していますが、人によってはほぼ全部のスキルを保有させられ、ビデオで少し学習した程度でいきなりお客様からの電話やチャット対応になり、当然内容もわからずお客様のほうが詳しい状態で対応している人は多々います。

投稿日:2022/06/27 星1


アマゾンに限った話ではないと思いますが、コールセンターの仕事は離職率が高いため、「辞めます」と言われることに、管理職の人が慣れているのだとか。そのため引き留めにあうこともなく、スパっと辞められるケースが多いそうです。

アマゾンは覚えることやクレームが多くきつい仕事であることは想像に難しくありませんが、「限界だと感じれば変に気を遣うことなくスパっと辞められるのだから」と、気軽な気持ちで応募してみるのもいいかもしれません。

 

【良い点】
ソーシャルメディアを利用したカスタマーサービスなので、オフィスに出勤する必要がなくフルリモートワークができる点は非常に良いです。私が配属されたチームがよかっただけなのかわかりませんが、上司の皆さんとても明るく優しく接してくださります。

【気になること・改善したほうがいい点】
会社から支給される業務用のパソコンがスペックが低いのか、とにかく動作が重く頻繁に固まります。カスタマーサポートの対応速度は評価に大きく関わるというのに、PCが固まったせいで無駄に数分間もお待たせしてしまうことがしょっちゅうあります。

また業務を開始するまでに、立ち上げるシステムや表示するウェブサイトにIDやパスワードを入力しなければならない回数が多すぎて、面倒に感じることもあります。

投稿日:2023/12/09 星3 


アマゾンの上司は感じの良い人が多いという口コミは、他でもちょいちょい目にしたので、職場の人間関係で悩むことは少なそうな印象です。リモートワークとはいえ、感じの悪い人に指導されたり注意をうけたりするのは辛いですよね。

ですから上司が明るくて優しい人が多いことは、貸与されるPCがボロいという点を補って余りあるかなと、私的には感じました。とはいえPCが固まって待たせることで、怒るお客もいますから(経験済み)、しょっちゅう固まるパソコンを貸与するのは、改善すべきだとは思いますが。

 

【良い点】
シフトが1ヶ月ごとに決まるため今月は平日休みがいいとか土日のどちらか休みたいなどの希望は叶いやすいかなと思います。また月10日、年間120日の休みは確実に取れますので、そこは安心できます。

【気になること・改善したほうがいい点】
シフトはある程度きまっており、その中から自分が選ぶというシステムをとっております。事前に申請すれば休みを取れますが、自分の思うようなシフトは組めないと思っておいた方がいいです。

投稿日:2022/11/11 星4


アマゾンのカスタマーサポートは24時間体制ですから、勤務時間が不規則になる懸念はありますね。昼夜逆転がしょっちゅうあると体がきついだけでなく、健康被害にもつながる恐れがありますから、シフトがどのようになるのかは、非常に気になるところ。

月10日、年間120日の休みは確実に取れるようなので、時間の不規則さが許容できれば、ワークライフバランスは悪くなさそうです。面接の際に、勤務時間がどの程度不規則になるのか、ワンシフトでも可能なのかは、しっかりと質問しておくとよさそうです。

 

yahoo知恵袋の口コミ

yahoo知恵袋には、アマゾンの在宅勤務に関する質問がいくつも寄せられています。ですが残念ながら、現時点では有益な回答はあまり見かけませんでした。

ただ2カ月くらい前に見た時には、アマゾンの在宅勤務でカスタマーサポートをやっているらしき人物からの回答があり、その情報は有益だと感じたので紹介します。(その時メモっておきました)

現時点では知恵袋内をいくら探してもこのかたの回答は出てこないので、何らかの事情があり消されたか、回答者ご本人が消したのだと思われます。

アマゾンの在宅勤務でカスタマーサポートをやっているらしき人物の回答は、以下のような内容でした。

評価の基準が対応時間のみで、対応の仕方や丁寧さは評価されないとのこと。

よってお客に寄り添い丁寧に対応する人よりも、杓子定規でドライな対応をする人のほうが、評価が高くなる傾向が強いそうです。丁寧に対応するとどうしても時間がかかってしまい、評価が下がるのだとか。

このような評価基準により、お客に寄り添い丁寧に対応したいと考えるオペレーターはやめていき、ドライな対応をするオペレーターばかりが残ると書いてありました。

日本語があまり達者でない中国人なども働いている。外人さんはクレームを言われても日本語があまりわからないおかげで、適当にやり過ごすことができ、メンタルをやられにくいようです。そのうち中国人のオペレーターばかりになるのではないかと危惧していました。


それから、電話対応がどうしても辛い人の中には、メールとチャット対応のみにしてもらえた人もいるそうです。


対応時間は、どこのコールセンターでも気にするポイントではあります。

カスタマーサポートなどの窓口は、クレームも多く対応時間が長くなりがちです。ですがたとえば1時間に2人しか対応できない人よりも、3人・4人と対応できる人のほうが、会社としては使い勝手がよいのでしょう。

対応時間のみで評価されるとなると、いかに早くさばくかが重要になってきますので、相手がタチの悪いクレーマーだった場合でも、時間を意識しながら対応しなければなりません。そうなると業務の難易度はさらに上がりそうです。

またいかに早く対応できるかのみが評価基準になってしまうと、客ガチャの運も関係してきますから、対応時間ばかりを評価基準にするのは、ちょっと違うのではと、感じてしまいます。

話が通じないお客が相手だと、多くの場合、対応時間は長引きますからね。

この対応に早さばかりを求めるやり方も、きついと言われる一因かもしれません。

ですが「電話対応がどうしても辛い人の中には、メールとチャット対応のみにしてもらえた人もいる」との情報もありますので、運よくメールとチャット対応のみにしてもらえれば、メンタル的な負担は軽減されそうですね。

あと補足事項として、障碍者雇用でカスタマーサポートに採用された場合には、メールとチャット対応のみになるようです。(場合によっては電話対応もあるようですが)

アマゾン在宅勤務でオペレーターをしていた人の感想

元アマゾンのオペレーターが、以下の書籍を出しています。


この書籍が発売されたのは2019年9月13日ですから、現在の状況とは異なる部分もあるかもしれませんが、実際に働いていた人が書いたものなので、情報の信ぴょう性は高そうです。

もしこの書籍の内容が噓八百だとしたら、さすがにkindleで取り扱われていないと思うので、そういった観点からも、信ぴょう性は高いと感じます。

ネットで検索しても、アマゾン在宅勤務の詳細はあまり出てきませんし、知恵袋で質問しても、大した答えは帰ってきません。

文章を書くのも時間と手間がかかりますから、無償で情報を提供してくれる人など、そうそういないのでしょう。

こちらの書籍はkindleのみの販売で、価格は300円です。私はアマゾンの在宅勤務に関心があるので、300円でこれだけの情報が得られるなら、安いものだと思いました。(ただし余分な主張等も多いと感じましたが)

といっても私は「kindle Unlimited」に加入していたため、無料で読めました。

「元アマゾンオペレーターが語る、コールセンターの離職率が70%を超える理由」

この書籍を読んで、アマゾン在宅勤務のメリット・デメリットをまとめてみました。

まずはメリットから見てみましょう。

□アマゾン在宅勤務のメリット
■面接・研修・実務と、全て在宅で完結する。完全在宅勤務なので、全国どこに住んでいても仕事ができる。

■PCやモニターやヘッドセットなど、必要な機材は貸与される。

■時々チームミーティングなるものがあり、困ったことや対処法などを話し合うことができる。

■部下に対しても敬語で話す社風で、優しい上司が多い。

■学歴や職歴よりも人間性を重視して、採用するか否かを判断してくれる。10年以上無職だった人でも採用されるケースもある。

■サービス残業をさせられることはなく、25%増しできちんと残業代が支払われる。

■入社して半年たてば有給休暇がもらえるし、休暇は問題なく取れる。


「在宅勤務可能」となっていても、研修期間中は出社必須だったり、月に2~3回は出社の必要があったりする会社が、まだまだ多いのが現状です。

ですからアマゾンの完全在宅は、田舎住みで働く場所を見つけるのが困難な私にとっては、非常にありがたく感じます。PCやヘッドセットなどを貸与してくれるのも、何気にありがたいです。

私が現在所属しているコールセンターは、チャットやメールでやり取りするのみで、Webカメラを使ってミーティングすることはありません。(電話で相談することはできるようです)

おかしなお客がいたりとっさの判断をせまられたりと、悩んだり考えたりすることも少なくないため、ミーティングがあるのはいいなと感じます。

他のオペさんの意見や体験談を聞いたり、困ったお客を報告しあったりして、たまには皆で話し合う場があると、ストレスのはけ口にもなるのではないでしょうか。

25%増しできちんと残業代が支払われることや、半年たてば有給休暇がもらえることなど、このへんがちゃんとしているのはさすが大手ですね。

業務委託で働かせることで、社保に入れず有休も与えず、最低賃金すら守らないコールセンターも存在しますから、やはり大手は安心感があるなと感じます。


では次に、デメリットを見てみましょう。

□アマゾン在宅勤務のデメリット
■電気代や光回線の使用料は自己負担。

■静かな環境で仕事ができる個室が必要。また仕事部屋では禁煙。

■正社員になってもお給料はさほど上がらない。

■正社員になるとボーナスがあるが、ボーナスが与えられるのは、成績が上位50%以内の者だけ。

■1年以内に正社員になれないと契約終了となる。また正社員になれる条件がなかなか厳しい。

勤務時間や勤務する曜日が不規則になりがち。

■覚える情報量がかなり多い。

■お客さんの数も商品数も膨大なだけに、さまざまな内容の相談やクレームがくる。


あれだけの種類の商品を取り扱い、客層の幅も広いですから、驚くようなクレームや相談もくるのでしょうね。そのへんは覚悟して臨む必要がありそうです。

私が現在所属しているコールセンターでも覚えることは多く、めげそうになることもありますが、Amazonレベルの規模になると、覚えることはもっと多いんでしょうね。それを考えただけでもキツそうな予感が…。

さらにキツイなと感じるのは、1年以内に正社員になれないと、契約が終了してしまうこと。

本の内容を全て暴露するわけにはいかないので詳細は書けませんが、本を読んだ感想としては、正社員登用の条件は、なかなか厳しいと感じました。

せっかく頑張って業務内容を覚えて仕事に慣れたのに、1年で切られてしまうのは、辛すぎますよね。なんというか、「覚え損」のように感じてしまいます。

この本の情報が全てではないと思いますし、販売されたのが2019年の9月ですから、今から約4年前です。ですから現在ではもう少し正社員へのハードルが、下がっていることを祈るばかりです。

*注意事項

上記に記した内容はオペレーターに関することで、他のポジションの時給やボーナスについては、この限りではありません。

またメリット・デメリットに記したことは、あくまでもこの本を読んで感じたことです。作者が勤めていた時と現在の状況とは異なる部分があるかもしれませんので、その点はご了承くださいませ。


この本の全容が気になるかたは、購入・もしくは「kindle Unlimited」に加入し、読んでみてください。

「kindle Unlimited」の利用が初めてのかたは、30日間の無料体験ができます。(無料期間中に解約すれば料金は発生しません)


参考までに「kindle Unlimited」の解約方法も説明しておきますね。

まずアマゾンにログインします。

ログインしたら右上の「アカウント&リスト」にカーソルを合わせ、出てきたメニューの中から「お客様のkindle Unlimited」をクリック。

クリックした先の画面左側にある「kindle Unlimited会員登録をキャンセル」をクリック。

出典元:アマゾン公式HP


次の画面でメンバーシップを終了してもよいかどうかを問われるので、解約を続行する場合は「メンバーシップを解約する」をクリック。

出典元:アマゾン公式HP


解約するのを忘れそうな人は、「〇月〇日までに解約」と紙に書き、目立つところに貼っておけば、解約のし忘れを防げますよ!!

 

まとめ:アマゾンの在宅勤務はきつそうだけどやってみたいと思えた

理不尽なクレームにも対応しなければならないこと、覚える情報量が多いこと、正社員になれないと1年で契約を切られてしまうことなど、厳しいなと感じる点は少なくありません。

ですが完全在宅で働ける点は魅力的ですし、社会保険に入れて有休がもらえるのも、長く働くうえでは大切なポイントです。

アマゾンは24時間体制で動いているため、勤務時間が不規則になりがちです。ですが在宅オペレーターの「障碍者雇用」なら、9時~18時で働けます。

また障碍者雇用ですと、メールとチャットでの対応のみになるようです。それなら電話で怒られたりネチネチ文句を言われたりすることはないため、働くハードルは少し下がります。

覚えることが多くできるかどうか不安はありますが、勤務時間固定でメールとチャット対応のみなら、チャレンジしてみたいとの気持ちは強いです。(私は精神障害者手帳の所持者です)

アマゾンなら潰れる可能性は低そうですから、正社員にさえなれれば、職を失う可能性は低いでしょう。

何かとキツイ面もありますが、大手ならではのメリットもありますので、「在宅勤務」に魅力を感じるかたは、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。


それでは今日はこのへんで。コノハでした。

 

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