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70代で癌になったのに未だに終活をしない叔父に困っているのだが

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前回の記事で書いたように、母は叔父のぶんのエンディングノートも購入しました。購入したエンディングノートを届けに行き、ちゃんと終活してほしいことを再度叔父に伝えましたが、「やろうと思っている」と言うだけで、実際には相変わらず何も行動していません。

「思ってるだけじゃ何も先に進まないよ。ちゃんと行動してよ!」と母が言ったところ、「お前は俺に早く死ねっていうのか」と、お決まりのセリフが出たそうです。

突っ込まれて返す言葉に困ると、叔父はすぐにこのセリフを口にします。話の論点をそらして、具体的な話し合いから逃げているのでしょう。要するに、いろいろと調べたり相談に行ったり情報をまとめたりするのが、面倒だからやりたくないのでしょう。

そもそも叔父の根底には「死んじゃえばあとのことは関係ないし!」といった思いがあるのだと思います。自分さえ良ければそれでOKみたいな人なので、自分亡きあと残された人になるべく負担をかけないようになどとは、考えもしないのでしょうね。

□タイトル

 
今回は↑この記事を投稿後の状況について、書いていきたいと思います。

 

 

 

次男が終活の話し合いに消極的

母親は、長女・長男(問題の叔父)・次男の4人兄弟です。

母親の働きかけにより、一旦は兄弟4人で集まって話し合いをすることを皆が承諾したのですが、直前になって次男が「やっぱりコロナが落ち着いてからでいいんじゃないの」と、断りを入れてきました。

コロナを理由にしてはいますが、おそらくそれは建前です。元から次男は叔父とはかなり距離をとっており、家が近いのに会おうとしません。母と叔父と長女の3人は年に何度か一緒に、両親のお墓参りに行きますが、次男はそれにも来ません。

子供のいない叔父が、老後の面倒をみてもらおうと自分によりかかってくるのが嫌で、距離を取っているのだと思います。叔父の自分勝手な性格に、嫌気がさしているというのもあるのでしょう。

ですがいくら嫌おうとも血縁関係である以上、知らん顔をするわけにはいきません。なぜなら、叔父の所有する土地や家の相続義務が発生するからです。

 

 

不必要な家と土地の相続放棄をしたい

母親と長女は相続放棄をする方向で気持ちが固まっています。売れもしなければ住むつもりもない家や土地を相続したところで、固定資産税が負担となるだけですから。また下手に相続してしまうと、それらを管理する義務も生じるため、家が倒壊しないよう修繕したり、多数ある土地の草刈りをしたりなど、固定資産税以外の負担ものしかかります。

そういった負担から逃れるために、母と長女は相続放棄をしたいわけです。ただ相続放棄となると素人だけで手続きをするのは困難なので、司法書士に依頼することになります。(相続の専門家は司法書士)

相続放棄の手続きだけなら数万円でできますが、それだけでは遺産の管理義務からは逃れられないため、相続財産管理人を選定し、引き受けてもらう必要があります。

この相続財産管理人を選定するにあたっては多額の費用がかかり、以前に私と母と弟とで司法書士事務所へ相談に行った際には、70万円くらいはかかると思っておいたほうがよいと言われました。

ですから相続放棄にかかる費用を誰がどれだけ負担するかは勿論のこと、叔父のお葬式を誰が出しその費用はどうするのか、前もって叔父がお墓を用意していなければ、遺骨をどうするかの問題だって出てきます。

年金の停止手続きや、電気・ガス・水道・インターネットなどの解約手続きなどを誰がやるのかなど、決めておかねばならないことはいろいろとあるのです。

そして司法書士さんにも良し悪しはあるので、何件か尋ねて信頼できる司法書士に目星を付けておくことも必要です。相続放棄の手続きは、亡くなってから3ヵ月以内にやらなければならないため、そうなってからではじっくり考える時間がありませんので。

 

 

相続放棄をすると故人の貯金には一切手をつけられない

相続放棄をした場合、叔父の貯金などには一切手を付けられなくなります。貯金だけではなく、家にある家財道具も同様です。例えば叔父の家からお金や家電などを持ち出そうものなら、相続放棄はできなくなります。

なのでもし叔父が前もって誰にもお金を渡すことなく病院で息を引き取ったとしたら、病院代・お葬式代・お墓にかかる費用など、全部残された人の負担となるわけです。それってあんまりじゃないですか。

相続放棄に多額の費用と労力を要するだけでも辛いのに、その上、自由に好き勝手に生きて残された人のことを何も考えてくれなかった叔父の、病院代やら葬式代やらを払うなんて、ひどい話だと私は思います。

叔父はお給料を自分のためだけに使い、けっこう贅沢な生活をしてきた人です。それでも現在貯金は4千万円ほどあるそうなので、せめてもしものときの病院代や葬式代くらいは、兄弟の誰かしらに託しておくべきなのではないでしょうか。

入院するときには保証人が必要で、昨年の春に入院した際には、長女が引き受けてくれました。死なずに済んだのでよかったですが、もし亡くなっていたら、保証人となった長女が病院代を負担することになったでしょう。

しかも病院への送り迎えや買い物を頼んだりと、普段から母や長女には世話になっているんですよ。それなのに何のお礼もなく、自分に何かあったときに、母や長女に負担が行くことを全く心配しないのって、人としてどうなのでしょうか。

お金は出さないくせに頼み事ばかりする無神経な性格だから、次男からは完全に距離を置かれているのではないかと、私は思っています。母の話によると、子供のころからとても我儘だったそうですし。

ちなみにこれは母たち兄弟だけに関係することではなく、もし4人の中で叔父が1番長生きした場合には、相続義務は私たち姪や甥にも降りかかってきますので、私も決して他人事ではないのです。


終活だって元気じゃなきゃできない

母親はお人よしで面倒見の良い性格なので、今まで叔父にあまり強く言うことはしてきませんでしたが、今回エンディングノートをおきに行ったときにも適当な態度を取られたことに、ひどく怒っていました。

相続放棄をすることは伝えてあるので、そうなれば叔父の貯金に一切手ををつけられないことは、叔父もわかっているはずです。ですから本来ならば、自分の葬式代や病院代や身の回りの世話をしてもらう手間賃などとして、それなりの金額を渡しておくのが筋というもの。このことは以前相談に行った際、司法書士さんもおっしゃっていました。

母は今まで何だかんだ文句を言いつつも、叔父の頼み事を聞いてきました。ですがいよいよ腹に据えかねているようで、叔父の態度に改善が見られなければ、もう今度一切、叔父の頼み事を聞くのはやめるそうです。

相続放棄をするにあたっては司法書士さんの難しいであろう説明を、いろいろと聞かなければなりませんし、まずは良い司法書士さんを探すところから始めねばなりません。

お墓探しをするにしても、情報を集めたり説明を聞いたり現地まで見に行ったりと、それなりの手間がかかります。エンディングノートを書くにあたっては、情報をわかりやすくまとめる必要があるので、認知機能が衰えれば難しくなるでしょう。

これらのことを踏まえて言えるのは、終活だって元気じゃなきゃできないってこと。

癌が進行して寝たきりになったり、認知機能が衰えたりしてからでは遅いのです。林先生じゃないですが、やるならもう「今でしょ!」ってことなんですよ。だって今が1番元気で若いのですから。

縁起の悪いことを言って申し訳ないですが、70半ばで癌を患っている叔父が、来年も元気でいられる保証はありません。ちなみに叔父の母親(私から見ると祖母)は、癌におかされてから認知症を発症しました。

そういった経験もあることから、母はこれ以上先延ばしにされたら困ると考え、今後は叔父に対して、厳しく接っするようにすると言っていました。

とは言え母は根っからのお人よしなので、その言葉がどこまで本気かは定かではありませんが・・・。

 

 

子供が親の面倒を見るのは育ててもらったから

人が亡くなればお葬式は勿論のこと、いろいろな手続きや遺品整理など、残された人はさまざまな対応をせねばなりません。これらの対応を子供は当たり前のこととしてやるわけですが、それは育ててくれた親に対して感謝の気持ちがあるから、できることだといえるでしょう。

結婚して別々に住んでいる姉や弟や妹に対して、子供がするそれと同じ対応を求めるのは無理があると、叔父はいい加減気づくべきです。

そして姉や弟や妹も、自分と同じくらい老いが進んでいることも自覚すべきです。長女や私の母親のことをだいぶあてにしていますが、2人だってもう高齢なわけです。いつまでも叔父の面倒はみていられません。

実際長女はもう足を引きずって歩いていますし、母親は少し認知機能に衰えが出始めています。だからこそ、これ以上老いが進む前に、早めに話し合って道筋をたてておきたいわけです。

叔父は私の家のすぐ近くに住んでいるため、叔父に何かあれば真っ先に我が家に連絡が来るはずです。近所の人も皆、家と叔父の家が親戚関係だと知っていますしね。ですからおそらく立場上、私たちは知らん顔はできません。

①4千万円も貯金があるのだから、もろもろの手続きや身の回りの世話をしてもらうつもりなら、ある程度のお金は事前に代表者を決めて渡しておく。

②お墓くらいは自分で探しておく。

③各種手続きがスムーズにできるよう、情報をエンディングノートにまとめておく。

相続放棄が速やかにできるよう、司法書士さんのところへいって話を詰めておき、事前に揃えられる書類は揃えておく。


私や弟を含め、長女や次男の子供たちも巻きまれる可能性はあるわけですが、子供のころ以来会っていないいとこたちと、相続放棄やら叔父のお葬式やらの相談をするのは、かなりキツイです。

母親や父親の老化も進んでいる中、その上叔父の面倒事にまで巻き込まれるのは私としても辛いので、せめて上記4点くらいはクリアしておいてもらいたいです。

姪や甥が叔父の面倒をみるのは当たり前じゃないことを、叔父にはもっと自覚してほしい。死に逃げなんてズルイことを考えるのはやめてほしい。私の切実な願いです。

叔父に直接言う度胸はないので、ここに長々と書き綴ってしまいました。なんならこのブログを見せるのもアリかと思っていますが、それは私1人の判断ではできないので、おいおい母親と相談してみます。


それでは今日はこのへんで。コノハでした。

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