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【仕事の選び方がわからない人へ】仕事の幸福度を決める7つの徳目

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あなたは今、この仕事に就けて幸せだと、感じることができているでしょうか。

何の迷いもなく即答で「この仕事に就けて幸せだ!」と答えられる人って、おそらくそんなに多くはないでしょう。

なぜなら仕事の幸福度の基準が、実は意外と曖昧だからです。

 

多くの人はたくさんお金を稼げていることや、好きなことを仕事にできていることが、幸福だと考えるでしょう。でも実はそれ、少しだけ間違っています。

仕事をする上で、幸福だと感じる基準は何なのか。このことを実にロジカルに解説している『科学的な適職』という書籍があります。

今回の記事ではこの本の内容を参考に、仕事の幸福度を決める7つの徳目について解説していきます。

この記事を読むと、何を基準に仕事を選べばいいのかがわかりますよ。仕事選びにお悩みのかたは、ぜひ読み進めてみてください。

 

 

 

 

仕事の選び方① 裁量権(自由)はあるか

裁量権があるかとは、仕事の内容やペースなどをある程度自分で決めれているか、自由はあるかということです。

 

例えば自分に裁量権が全くなく、「お前は俺の言うとおりに動けばいいのだ」と全てをコントロールされて、それに少しでも背こうものならグチグチとお説教をされるような環境、嫌ですよね。

 

それよりも「この仕事は君に任せるから好きにやってくれていいよ」と、自由を与えてもらったほうが、やる気がでませんか。好きにやらせてもらえるということは、それだけ信頼されているということ。その信頼に応えるべく「よしこの仕事、絶対に成功させてやる!」って気になりますよね。

 

自分の頭で考えて、やりたいと思ったことを形にできる。そしてそれをある程度好きなペースで好きな場所でできるとなったら、この仕事ができて幸せだと、感じられるのではないでしょうか。

 

裁量権についてはこちらの記事でも少し触れているので、よかったらご覧になってみてください。

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仕事の選び方② 進歩している感覚はあるか?

 昨日も今日も明日も、ずーっとひたすら同じことだけを続けるのって、意外と辛くないですか。例えばお弁当工場のライン作業で、流れてきたお弁当に1日中ひたすら唐揚げを乗せるだけの仕事、辛くないですか。

 

まぁ~簡単だし楽なので、ある意味ではいいのかもしれませんが、達成感や進歩している感覚は、ほぼありませんよね。一時的にアルバイトでやるならいいですが、これが生涯に渡りずっと続くとなると、どうでしょうか。こういった仕事を生涯に渡りやり続けるのは、けっこうシンドイはずです。

 

人は何かしら前に進んでいる感覚がないと、モチベーションを維持するのが難しい生き物なのです。大きな進歩ではなく小さな進歩でもいいので、何か新しいことができるようになったり、それによって評価をしてもらえたりすることが、仕事を続ける上での幸福度や、モチベーションを上げてくれるのです。

 

 

仕事の選び方③ 攻撃型or防御型のタイプは合っているか

人間のモチベーションの上げ方には、2パターンあるそうです。それがオフェンシブとディセンシブ。いわゆる攻撃型と防御型です。

 

攻撃型は、リスクよりもスピード重視。最高の状態を目指して、思いついたことをいち早く行動に移します。対して防御型は最高の状態を目指すのではなく、最悪の状態を想定して、そのリスクを避けようと慎重に行動します。

攻撃型はスピードを重視し、防御型は安定感を重視するのです。攻撃型か防御型かによって合う仕事は変わってくるため、自分がどちらのタイプかを見極めることは、仕事を続ける上でのモチベーションに、大きく影響してきます。

 

攻撃型の人に向いている職業としては、「コンサルタント」「アーティスト」「クリエイター」「テクノロジーやIT系」などがあります。時代の変化をいち早く取り入れ対応していく必要があるため、変化の速度が速い仕事は、攻撃型の人に向いているといえます。

 

防御型の人に向いている仕事は、「経理」「弁護士」「データアナリスト」などです。これらの仕事はスピードよりも正確性が求められるため、リスクを避けるべく慎重に行動できる人に、向いているといえるでしょう。

 

仕事の選び方④ 内容と報酬は明確か

何を達成すればよいのか、何をどれくらいやれば幾らもらえるのか。それらが明確になっているかどうかは、仕事を選ぶ上で非常に重要です。何をどれくらい達成したら幾らもらえるのか。ここが明確になっていると、仕事へのモチベーションが一段とアップするからです。やっぱり頑張ったぶんは、報酬としてきちんと見返りがほしいですよね。

 

ここを明確にしたことにより、社員のモチベーションを上げ、大成功をおさめたのがAmazonです。Amazonでは社員の評価リストを緻密に作成し、何をやってどれくらい会社に貢献したのかを、わかりやすくデータ化しているそうです。

 

Amazonのヴィジョンはとにかく顧客第一主義。お客の元にいち早く商品を届け、Amazonプライムなどのお客に喜ばれるサービスを、いち早く提供します。こういった会社のヴィジョンを具現化するためどれだけ貢献したのかを、評価リストにより正確に判断します。

Amazonは社員の頑張りを正しく評価し報酬に反映させることで、社員のやる気をアップさせ、大成功をおさめました。

 

対して実力とは関係なく、上司に気に入られているからとか、経営者一族だかとか、こういった理由で評価されている人がいたら、やる気は下がってしまいますよね。評価基準が明確にあり、実力次第でそれに見合った報酬が得られるシステムになっているかどうかは、会社を選ぶ上での重要なポイントです。

  

仕事の選び方⑤ 業務内容に多様性はあるか

業務を分担化することにより作業効率は上がりますが、同じ仕事ばかりをずっとやらされてしまうと、働く人の満足度は下がってしまいます。

 

あなたはこの部品をはめ込んで、あなたはこの部品のネジ締めをして、あなたは出来上がった商品を箱に詰めてといった具合に、作業を分担化し同じ作業だけをやらせたほうがその仕事に慣れるため、スピードが上がり効率はよいです。ですが働く人の満足度を上げようと思うならば、なるべく多くの工程に関わらせたほうがよいとのこと。

 

このことを世間に知らしめたのが、トイストーリーなどでお馴染みの「PIXAR」です。PIXARは一時期、離職率がとても高まっていました。理由は完全分業制だったから。

 

CGを作る人、セリフを書く人、衣装をデザインする人、発注をする人など、作業を細分化して同じことだけを何年もやらせていたため、働いている人の満足度が下がってしまったのです。それにより優秀な人が次々と辞めていきました。

 

その状況を打開するために取られた施策が「ピクサーユニバーシティ」です。ピクサーユニバーシティとは、自分が担当している以外の職務を、無料で学べるシステムのこと。社員は台本作り、ペインティング、映像制作等、本来の職務以外の仕事を無料で学ぶことができ、常に新しい知識を得られるような環境が整備されました。

 

これにより完全分業化のシステムが崩れ、一時的に作業効率は下がったそうです。ですが社員の満足度は上がり、他の職務の大変さを知ることでチームワークが良くなって、結果として業績は改善したのだとか。何年も同じことばかりをやっていると飽きてしまいモチベーションが下がるので、業務内容の多様性も仕事を選ぶ上で、重要な要素の一つといえます。

 

仕事の選び方⑥ 自分と似た人(仲間)が多いか

友達が職場に3人以上いると、人生の満足度が96%違うとのデータがあります。そして驚くべきことに、同じ給料をもらっていたとしても、職場に友達が3人以上いる人は、満足度が2倍になるのだとか。

 

このように友達がいる人といない人とでは、給料に対する満足度も変わってくるのです。「でも友達うまく作れないしどうしよう・・・」そう感る人もいることでしょう。

そのような場合にはまず、共通点の多い人に話しかけてみるのがお勧めです。人間には自分と共通点を持つ人に親近感を覚える、心理作用があるからです。心理学ではこれを「類似性の法則」と呼びます。

 

例えば好きな音楽やテレビ番組が同じだったり、仕事に対する考え方が同じだったりすると、話が盛り上がりますよね。考え方に共通点が多ければ多いほど、「他人とは思えないほど気が合う!」といった気持ちになり、ますます仲は深まっていきます。

 

職場に共通点の多い人がたくさんいれば楽しく居心地が良いため、仮にそこまでお給料の額が高くなかったとしても、職場への満足度は高くなるようです。そのため自分と似た人が多い職場かどうかは、仕事を選ぶ上で需要な判断基準といえます。

ですから職場見学の機会などがあれば、働いている人の雰囲気をチェックしてみるとよいでしょう。また面接のときに「働いている人の年齢層」「既婚者が多いのか独身者が多いのか」「転職で入った人の割合」など、働いている人の属性を聞いてみるのも、有効といえるでしょう。

私の弟は転職してお給料は下がりましたが、転職したことに後悔はないようです。その理由は、良い仲間に恵まれたからです。転職したときのエピソードを記事にしましたので、よかったらこちらもご覧ください。

□あわせて読みたい

  

仕事の選び方⑦ 他人の生活に貢献できる仕事か

自分のやっている仕事が誰のためになっているのかわからない状態で仕事を続けると、モチベーションを保つのが困難になってきます。なぜなら人間には「自尊心」「親密感」「自立性」という3つの欲求があり、これらの欲求を他者への貢献が埋めてくれるからです。

 

人間はそもそも他者へ貢献するようにデザインされた生命体なので、他者へ貢献できるような仕事をしたときに、快楽を感じます。要するに人間は、他者に貢献することで満足感を得るわけです。

 

コミュニケーションを円滑にするための基本に、「ありがとう」の言葉を積極的に使おうとの教えがあるのは、他者へ貢献したいという人間の心理を、「ありがとう」の言葉が満たしてくれるからです。

 

例えばボランティア活動などは、「自尊心」「親密感」「自立性」を満たす典型的な活動です。誰かを助けることで自分には価値があると自尊心が満たされ、活動を通して誰かの役に立つことで親密感を感じられ、自分の意志で参加したことで自立性が得られます。お金が貰えるわけでもないのにボランティア活動に多くの人が集まるのは、「自尊心」「親密感」「自立性」の3つの欲求を満たしてくれるからなのです。

 

逆に、誰の役に立っているかわからないような仕事。例えば迷惑電話の典型ともいえるテレアポ。相手の迷惑を考えず、ただただノルマ達成のためにクソみたいなサービスを売り込む仕事に、まともな神経を持った人間なら、満足感を得ることはないでしょう。売り上げのため執拗に相手を言いくるめたり不安を煽って強引に契約させたりするような、悪徳業者の仕事も同様です。

 

お金を得るためと割り切っても、人間らしい良心の持ち主であれば、他者への貢献が全くできない仕事を長きに渡り続けるのは困難です。仕事を選ぶときの基準として、「社会に貢献できる仕事かどうか」を正しく見極めることも、非常に重要となります。

 

 

仕事選びの新常識はマトリックス分析!

仕事を選ぶとき多くの人は、「好きなことを仕事にしたい」「お給料の高い仕事がいいな」「なるべく楽して稼ぎたい」「伸びる業界に就職しよう」などの気持ちが優先することでしょう。

 

しかしながら好きなことを仕事にしても報酬が明確でなければ長続きしませんし、お給料が高くてもメンタルがボロボロになったり体を壊したりすれば、やはり長続きはしません。楽な仕事は最初のうちはいいかもしれませんが、何年も続けていると飽きてしまい、モチベーションが保てないかもしれません。

 

仕事を選ぶ基準は人それぞれに違いがあり、それゆえ明確な基準といえるものがなく、どんな仕事を選んでいいのか迷ってしまう人が多いのです。

 

ですが冒頭で触れた書籍を参考にすると、科学的な分析に基づき仕事を選ぶことが、いかに重要であるかがわかります。仕事の選択は人生の良し悪しを大きく左右する、非常に重大なものです。

この重大な選択を的確に行えるよう、この本では「マトリックス分析」なるものを推奨しています。このマトリックス分析をすることで、どの会社が自分にとって最良であるかを、数値として明確にできます。

 

仕事選びに悩んでおられるかたは、こちらの書籍に目を通してみるといいかもしれません。


読むのが面倒な人は、Audibleで聞くのがお勧めです。


人生
100年時代といわれるようになった現代では、仕事から引退できる年齢は徐々に上がっていくでしょう。私くらいの年齢だと、年金が貰えるのは70歳、もしくはそれ以上になっているかもしれません。

働く年数が伸びた現代において、仕事選びの重要性はますます高まっています幸福度が最大化される仕事は何かを慎重に考え、できるだけそれに近い仕事に就きたいものですね。

 

それでは今日は このへんで。コノハでした。

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