数日前、同じ町内の家が空き巣の被害に遭いました。
空き巣の被害に遭った家と我が家は大して親しいわけではないのですが、父親はもう長年も自治会の役員をやっているため、それなりにご近所情報は耳に入ってくるようです。
親から伝え聞いた情報によると、空き巣に入られたお宅は老夫婦が2人で住んでいる家で、昼間は畑仕事に出ていることが多いため、留守にしがちなのだとか。
盗まれた物は、お財布と封筒に入れておいた現金だそうです。お財布の中に銀行のカードやクレカが入っていた場合、銀行やクレジットカード会社に連絡して相応の手続きが必要になるでしょうから、金銭を奪われただけでなく、手間と時間も奪われてしまいます。
私の住む地域では数年前にも空き巣被害が出ています。田舎で人目が少ないため狙われやすいのかなと、かなり心配になりました。
そこで今回は、『空き巣に狙われやすい家はどんな家なのか?』逆に『空き巣が入りにくい家はどんな家なのか?』について調べ、まとめてみました。
「そんなこともう知ってるよ~」ってかたも、念のために今一度、空き巣対策についておさらいしてみませんか!
空き巣はマーキングして入る家を決めるらしい
泥棒の多くは住人に発見され、警察に捕まるリスクを下げるために、空き巣に入る家を下見します。その際に付ける印のことを『マーキング』と呼ぶそうです。
すでに調査済みの家かどうかを判別し空き巣業務を効率化するため、家族の情報や留守になる時間帯を数字や色やアルファベットなどを使って暗号化し、ペンで書いたりシールやテープを貼ったり、キズをつけて印にすることもあるのだそう。
ただマーキングは泥棒だけでなく、訪問販売員や新聞販売員などが営業の目印としてつけることもあるそうなので、アルファベットやシールがあったからといって、空き巣に狙われていると決めつけるのは、早計かもしれません。
マーキングされやすい場所としては、表札・玄関ドア・郵便受け・電気メーターなどです。
マーキングの例としては、以下のようなものが挙げられます。
例えば女性の一人暮らしで、家を空ける時間が9時~18時までだとします。その場合のマーキングは『WS0918』といった感じです。
これはかなりわかりやすい例でして、素人では意味がわからないような難しい暗号もあるとのこと。
●シールでマーキング
百均で販売されているような、色付きのシールがマーキングに使われることもあります。 黄色であれば『裕福』、青色であれば『普通』赤色であれば『貧乏』といったように、対象となる家の状態を見定めて、それに応じたシールを貼るのだそう。
貧乏シールを貼られてしまうのは辛いものがありますが、空き巣に入られるリスクは減りそうですね。
●記号でマーキング
英単語やシールではなく、記号でマーキングされる場合もあります。 さまざまな記号が用いられており、一般人には理解できないものがある一方で、以下のようにわかりやす過ぎる記号もあるようです。
○=入りやすい
△=侵入できる可能性がある
☓=家には入れない
こんな記号があったらさすがに警戒しちゃいますね。でも電気メーターとかに小さく書かれていたら気づかないかも?
*上記はあくまでも一例です。実際のマーキングには様々なものがありますので、くれぐれもご注意ください。
マーキングなんてされないに越したことはありませんが、万が一それらしき記号やシールが貼られていたら、空き巣のカモにならぬよう、すぐに消したり剥がしたりなどして対応しましょう!
空き巣に狙われやすい家
ここでは空き巣に狙われやすい家の特徴をご紹介していきます。
<特徴① 鍵をかける習慣があまりない>
田舎の人を皆が皆そうと決めつけるつもりはありませんが、私の住んでいる町内には、鍵をかけずに出かける人がわりといます。
ちょっと郵便局行くだけだからとか、近くのコンビニへ行くだけだからとか、散歩しにいくだけだからとか、その程度の外出なら鍵をかけなくてもOKって感じの、謎の風習が未だに存在しています。
空き巣はそういったちょっとの隙でも狙ってきますから、いくら少しの時間でも、必ず鍵はかけましょう。空き巣は10分あればやれちゃうらしいので。
あと夏は家中の窓を開け放っている人もいるかと思いますが、2階には人がいるけど1階には誰もいないといった状況の場合などは、家に居ながらにして空き巣被害に遭うこともあります。自分の目の届かない場所は、できるだけ窓を閉めておくと安全です。
<特徴② 侵入しやすい条件が整っている>
ベランダやバルコニー、背丈の高い木など、窓へ侵入しやすい足場がある家は狙われやすいです。さらに高い塀やボリュームのある生け垣があると隠れやすいため、空き巣にとっては好都合。
昔ながらのご立派な石垣は、貫禄があって魅力的だとは思うのですが、防犯の視点からすると、あまり好ましくはないようです。
<特徴③ 留守であることがバレバレの家>
夜間でも電気がついていなかったり洗濯物がずっと干しっぱなしだったり、郵便受けにDMや新聞が溜まっていたりすると、留守であることがバレバレです。
郵便物がたまるのは仕方ないにしても、洗濯物は家の中に干すのが良さそうですね。
空き巣が嫌がる家
ここでは空き巣に狙われにくい家の特徴をご紹介していきます。
<特徴① 家に人や犬がいる>
当たり前ですが、家に人がいるほうが断然空き巣に入られにくいです。現代社会では共働きが多いし核家族化が進んだので、空き巣にとっては仕事がやりやすいのだとか。
共働きなどで長時間無人になる家は、やはり狙われやすいとのこと。このような場合はオンタイマー機能を使ってテレビをつけるとか、タイマーをセットして証明を付けたり音楽を流したりして、家に人がいるかのように見せかけることで、空き巣の抑止力になるとのことでした。
番犬を飼うのも効果ありとのこと。知らない人が来たらワンワン吠えてくれる犬がいるような家は、空き巣が避けるそうです。
<特徴② 見通しの良い家>
空き巣は人目を避けることができる塀や生け垣などの無い、見通しの良い家を嫌がります。ガラスを割っている姿とか、見られたくないですからね。
高い塀で家の周りを囲ってしまっている家や、奥まったところにポツンと1件だけあるような家は、防犯砂利をひいたり、ガラスを割るとブザーがなるような仕掛けをしたり、防犯カメラをつけたりすることで、空き巣に警戒心を与えることができます。
<特徴③ 侵入するのに時間がかかる家>
モタモタしているとそれだけ見つかるリスクが高くなるため、空き巣は侵入するのに手間や時間がかかる家を嫌います。都市防犯研究センターの資料によると、侵入するのに5分以上かかるような家は、約7割の泥棒が諦めるとの結果が出ているそうです。
そのため泥棒に「この家入るの面倒くさそうだな」と思われることが重要です。
玄関ドアを2重ロックにしたり(今時の家は元々2重ロックになっている家が多い)、窓ガラスに補助鍵をつけて簡単には開かないようにしたり、防犯フィルムを貼り窓ガラスを割りづらくしたりしておくと、侵入するのに時間がかかるため、「この家はやめとこう」と泥棒に思わせることができます。
防犯フィルムは貼るのが面倒くさそうなので、不器用な私としては少し躊躇してしまいますが、リビングの大きな窓ガラスだと1枚2~3万円するらしいので、泥棒除けに防犯フィルムを貼っておこうかなと、検討中です。
空き巣が侵入する際の手段は、警備会社のALSOKによると、以下のようになっています。
・ガラス割り:53.3%
・無締り:33.5%
・施錠開け:5.9%
・ドア錠破り:3.2%
・その他:4.1%
ガラスを割って侵入されるケースが半数を超えています。物やお金を盗まれるのも痛手ですが、割られたガラスの修理費用もけっこう痛手ですよね。防犯フィルム、貼ろうかな。でも面倒くさいな・・・。
参考までにALSOK情報によると、防犯フィルムの厚みは350ミクロン程度が良いそうです。200ミクロン程度では薄くて破られやすいため、やめたほうが良いとのことでした。
↑この商品『万一の時のお見舞い保険付き』『防犯シール』が付いてAmazonだと2355円で買えるので、けっこう気になってます。クレカのポイント溜まったら買おうかな。
空き巣対策まとめ
①タイマーを使ってテレビや音楽や照明がつくようセットしておき、人がいるように見せかける。
②動物好きで最後まで面倒をみれる自信があるなら番犬を飼ってみる。
③塀や生け垣などの背丈は低くしておく。
④防犯ブザーや防犯砂利、防犯カメラや防犯フィルムなど、自分にあった防犯アイテムを活用してみる。
ちなみにこちらの防犯カメラ、Amazon価格5499円とのことで、意外とお安くて驚きです。もっと高額な物だと思っていたので。スマホで映像が確認できるので、防犯用としてだけでなく、子供や高齢者の見守り用としてもいいなと思いました。
母親はずっと1階にいて私は2階にいるので、倒れたときに気づけなかったから、親の状況を見つつ、今後はこういった物も検討してみようと思います。
最後ちょっと話ズレましたが、空き巣は誰の身にも起きる可能性がある事なので、できる範囲で防犯していきたいですね。
景気が悪くなると生活苦による泥棒が増えると仰っていたコメンテーターのかたもいましたので、このような時期は、特に気を付けていきましょう。
それでは今日はこのへんで。コノハでした。