母が突如として倒れ奇妙な症状に見舞われたことで、脳外科での診察と検査を受けました。検査の結果により医師から生活指導を受けたため、母は毎日血圧を計ることとなったのです。
医師から血圧を計るように言われたので病院の帰りに血圧計を買い、それから母は毎日血圧を計るようになりました。
今回の母のことがあり血圧について調べてみたところ、高血圧が原因で、日本では年間10万人もの人が亡くなっています。2019年の交通事故による死亡者が3215人とのことですから、高血圧により亡くなる人がいかに多いかという事実に、非常に驚きました。
今まで私はさほど気にしたことがありませんでしたが、血圧の値は、健康にとって非常に重要なものだったのです。
そんなわけで今回の記事では、血圧を管理する大切さや正しい測定の仕方、購入した血圧計について書いていこうと思います。
そもそも血圧ってなんなの?
血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管の壁をおすときの圧力のことです。圧力がかかりすぎると心臓・脳・腎臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中や腎臓病につながります。それゆえ血圧が高すぎると危険なわけです。
高血圧といわれる基準値は、病院と家庭とで若干の違いがあります。
病院では『140/90』家庭では『135/85』、これ以上の値になると、高血圧ということになるそうです。
病院で計るだけでなく家庭で毎日計ることが大切
たまに病院で計るだけだと、その時たまたま高かかっただけいうこともあります。医師や看護師を前にして緊張してしまい、緊張により血圧が上がることがあるからです。また血圧は、計るタイミングによっても変わってきますので、病院でたまに計るだけでは、普段の本当の血圧は分かりづらいものです。
普段から毎日家で血圧を計っていれば、平均的な血圧の値を知ることができます。
少し余談になりますが、母の友人が以前にある病院で血圧を測定され、その時の数値が基準値を超えていたため、すぐに薬を出されたそうです。ですが母の友人は、初めて行った病院での1度の測定で薬を出されたことに疑問を感じ、薬を飲まなかったそうです。
後日そのことを別の病院で相談したところ、家庭で毎日計り、その平均値を見てから薬を飲むかどうかは判断した方がよいと、言われたそうです。
医者によってもすぐに薬を出すかどうかは意見が分かれるようなので、正確な判断をしてもらうためにも、家庭で毎日計っておくことは大切なことだと言えるでしょう。
血圧の正しい計り方
上記の写真のように、背もたれにもたれてリラックスした状態で座り、足は組まずに両足を床につけます。
カフ(腕に巻いてある黒い物体)の中心を心臓(目安は乳首)と同じ高さにし、力を抜いて腕をテーブルの上に置きます。測定する時には、手の平は上向きにしておきましょう。
もしカフの中心が心臓の高さに合わない場合は、ひじの下にクッションやタオルを置いたり、椅子に座布団を敷いたりして、高さを調整してください。
準備が整ったら青色の「測定/停止ボタン」を押して、測定を開始します。
●前かがみで測定すると腹部に圧力がかかり、血圧が高くなってしまいますので、猫背にならないよう気を付けましょう。
●測定中に会話をすると血圧が上昇するため、測定中は喋らないようにしましょう。
●測定中に動いたりカフを触ると、脈の検出が乱れて誤差が生じます。測定中は動かずじっとしていましょう。
●厚手の服の上からカフを巻くと、カフの圧力が血管に伝わらず、高く測定されることがあります。測定する際には厚手の洋服はさけましょう。
血圧計はオムロンがおすすめ!
血圧計を買いに家電量販店へ寄り、血圧計のコーナーへ行くと、置いてある商品の約9割が『オムロン』でした。
私が購入したのはオムロンの『HCR-720K』という機種で、コレにした理由は、電池とコンセントの両方で使えて、カフが巻きやすかったからです。
カフに芯が入っておらずフニャっとなっているタイプは、若干巻きにくさを感じましたね。誰かに巻いてもらうならいいですが、自分1人で巻くならこのタイプのようにカフに芯があり筒状になっていた方が、自然と腕にフィットするので断然巻きやすいです。
『HCR-720K』は電池でも使えますし、ACアダプタが付いているため、コンセントに差し込んで使うこともできます。電池は単三電池が4本必要です。見た目や機能は同じでも、ACアダプタが付いているタイプと付いていないタイプとがあるため、購入する際はきちんと確認してくださいね。
測定結果の画面はこんな感じです。
シンプルな表示で文字が大きくて見やすく、カフがきちんと巻けていると下にOKマークが出るので、正確に測れている安心感があってよいです。
メモリ機能は、2名分を100回まで記録してくれます。100回を超えると最も古い記録が削除され、新しい測定記録を保存します。
コンパクトなので、収納場所を確保しやすいのもいいですね。我が家では、こんな感じで引き出しの中に入れて収納しています。
機能が多い上位機種もありましたが、そちらだとお値段が高いため、我が家はこれで十分です。必要最低限の機能だけのほうが、取説を読まなくても使えて楽ちんだしねw
ただしばらく使ってみて、「別にACアダプタなくてもよくない?」って思い始めました。そんなに頻繁に使う物じゃないから、電池だけで十分な気がします。体重計にしても、電池での利用でかなり使えますもんね。ACアダプタが付いていないタイプの方がお安く買えるので、そこはちょっと失敗したかなと後悔です。
血圧チェックで病気予防を!
血圧は高くても自覚症状がないため、高血圧はサイレントキラー(静かなる殺人者)と呼ばれているそうです。気づかぬうちに血管を痛めつけ、突如として脳卒中や心筋梗塞といった刃を振りかざしてくる、恐ろしき殺人者。
母親も高齢なので、これからは血圧を測りコントロールすることで、心臓や脳や腎臓などを守り、静かなる殺人者の餌食にならぬよう、自衛しなくてはなりません。できるだけ長く、元気でいてほしいですからね!
10年後も20年後も、一緒に買い物へ行ったりお散歩に行ったりできますように!!
それでは今日はこのへんで。コノハでした。